写真上:生石神社への参道から南を眺めると、竜山が見えた。このあたり一帯は採石場らしく、そこここに採石工場のようなものがあった。
 建築用材としての「竜山石(たつやまいし)」である。
 竜山石は、石英を含む凝灰岩で印南石(印南石:いんなみいし)とも呼ばれる。古くは石棺に用いられた。

写真下:生石神社拝殿
 この奥に石宝殿(石乃宝殿)がある。この石は宝殿石と呼ばれ、上述の竜山石の別名。当地で見たところでは、色調から、さらに細かく言われるところの「黄龍石」だと思った。

 竜山石は、建築用材、石灯籠とかに使われるようだが、石の宝殿を囲んだ岩壁や裏山の岩は、風化していて容易に削り取られる状態だった。いろいろ調べてみると、竜山石は耐久性が高いと書いてあるのだが、風雨にさらされた石宝殿の裏山は、刻み混まれた石段が所々ぽろぽろと剥がれる状態だった。
 私の誤認なのか、それほど長く時を経ているのか、判断はつかない。