主人公の才賀勝(さいがまさる)です。まだ小学6年生ですが、心身ともに何十度も生死の境を経験しています。身体中きずだらけです。
 カラクリ糸を指につけています。右の変な鳥は、ロボットです。
 この作品は、200年間の因縁話を含みながら、現代のお笑い「仲町サーカス」をベースにして、少年マサルが成長していく、古典的「教養」小説のおもむきもあるのです。