老若男女、幾人かが畳に座って広い庭を眺めていた。
 部屋は、最初禅風かとも思ったが、それは丈山がよくした隷書に目を奪われたからだった。現在は永平寺の末寺だが、史的には当初、寺ではなかったはず。