常照皇寺という寺名の由来は知らない。ただ、京都市北区鷹峯にも、日蓮宗「常照寺」があり困惑する。さらに輪をかけて、この禅宗・天竜寺派「常照皇寺」の境内石碑にも「天然記念物 常照寺ノ九重櫻」と記されている。「皇」のあるなしに由来があるのか、パンフレットも手近になく、ただ不明としておく。場所は、古称では丹波山国、行政区分では京都府北桑田郡京北町である。
 写真の堂は、観桜に等しく印象深い。いわゆる禅寺の雰囲気、日本とは異なった、唐風とでもいう堂内結構だった。
 また、別に、本堂の広々とした解放感のある構成や渡り廊下の空間処理がよい。この寺は建築としても、面白く、暖房さえあれば住みたくなる。