活魚車(かつぎょしゃ) ナ10形式 1935年製
 琵琶湖産の鮎等生きた魚を運ぶために、特別な設備のある珍しい昔の貨車です。
 この模型は、1935年(昭和10)に実際に使われた活魚車と同時に作られました。車内の床には魚が泳ぐ水槽があって、走るときは車輪の回転によってポンプを動かし、屋根裏にあるタンクに水を汲込みます。タンクからはシャワーのように水を落としたり、ブレーキ用の圧縮空気を泡にして、水槽の底の方から吹き出します。停車中は付添の人が乗っていて、手動でポンプを動かします。長時間停車するときのために、水を冷やす氷の貯蔵庫や酸素を補給するボンベも備えています。

所蔵:交通博物館
出品:交通科学博物館