四月のある晴れた日、授業がなくて、来客の合間をぬって準備や片付けをしていました。夕方も、久方ぶりに旧友に会いに京都駅へ出向きました。それぞれ、エアポケットのような時間がふわっとうかんできたので、ぼんやりするつもりが、携帯電話のカメラ練習になってしまいました。
携帯電話のカメラはちっこいレンズなので、今春、お隣さん学生たちと祇園に出た際、使ったのですが、光量が問題だったのか、色のにじみがはげしくて、まるでシュールな写真ばかりになってしまったのです。そう言えば倶楽部の送別会の写真も、ぶれとにじみとで、どうにもならないものでした。
ところが、今日のふと撮った写真は、それとなく写っておりました。100万画素で、640x480の大きさ、fineモードでした。光があって、適切な画素数で写すと、結構役に立つようです。
四月の葛野机上
| 昨年はiMacの前に大きなカレンダーを置いて、予定をメモしていたのですが、今年はカレンダーを入手する暇も気力もないまま四月になってしまいました。研究室を探すと、古い授業計画週カレンダーがありました。無印良品ものでした。中を見ると、10ヶ月程度の空白があったので、空いた部分を今年の分にしました。
プルートとだけ読めます。これは昨日某卒業生が20世紀少年全18冊を引き取りに来たとき、「センセ、26日にプルートが出ますよ」「それはよかった」「……」てなわけだったのです。義理にも、買わざるをえませんなぁ。いや、いや義理だなんて、作者に悪い。プルート2巻目は楽しみです。
京都駅のガラス拭きマシン
| で、夕方は6時前に京都駅を見上げていたら、このマシンが初めて目に入りました。精華町の国立国会図書館関西館は、これが地下大閲覧室の天井に走っていたように記憶しています。天井だから横置きです。
で、京都駅は縦にありました。これが左右にスライドして、ガラスを拭いていくのでしょう。まさか、人が何人も乗って、タオルでせっせと乾拭きするわけはない、のはずです。想像では掃除ロボットでしょうね。
というわけで、一日、数名の旧知にあって、無事を言祝いだり、愚痴を聞いたり相談したり、まったく、人生ですなぁ。その間、ほろほろとシャッターを押していた、そんな春の一日でした、とさ。
落ち穂拾い
京都駅の写真(MuBlog)
ある日の葛野研机上(MuBlog)
後知恵
京都駅ロボット掃除機の写真をよく見たら、どうもこれは人力ガラス拭きに見えてしょうがない。どうなんだろう、ああ今夜は眠れなくなる。まあ。おそらく、モップを持ったロボット兵が何人か乗るのでしょう。そうしておきましょう、漫画の読み過ぎ。