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2007年1月23日 (火)

漏刻のある近江神宮 (ろうこく)

近江神宮(滋賀県大津市神宮町)地図
HPアドレス
近江神宮・時計博物館

 漏刻の模型(動画)Rokoku.mp4 (1541.1K)

近江神宮

近江神宮
 昨年の夏に近江神宮によってきた。この神社は、なんとなく若い頃から琵琶湖と京都を結ぶ経路にあると認識していたし、一度訪ねたこともあった。気になることは、そのころから二つあって、一つは「時計」だった。その象徴たる漏刻模型は昔は無かったはずなのだが、最近あると知って気になり参詣した次第。
 漏刻模型があるのをはっきり知ったのは、NHKの「壬申の乱」を見てのことだった。
 参考MuBlog:「壬申の乱」の関係地図

漏刻

漏刻
 漏刻と言えば、飛鳥の水落遺跡があった。これも数年前に訪ねたはずだが、記録が残っていない。探せばビデオが出てくるはずだが。それよりも、過日手にしたパンフレットで紹介したので、その記事を挙げておく。
 参考MuBlog:遺跡関連図版(飛鳥関係図版)飛鳥の考古学図録1

漏刻の説明文

漏刻の説明文
漏刻の羽
漏刻の羽

 水落ちに惹かれたわけでもないが、落ちは「近江大津京」である。近江神宮の近くに大津京遺跡があって、これは未踏地だが、現代の神宮にそのイメージを求めた。
 時計博物館があって、多量の懐中時計が目についた。中学生のころ父親から鉄道時計をもらって大切にしていたが、いつの間にか消えてしまった。人間の行動原理は意外に単純で、なんとなく懐中時計に惹かれ、そして懐中時計をいくつも手にしたいと、博物館で思ったのは、そんな少年期の残照なのかもしれない。
 時計。
 そういえば最近、砂時計を手にした。懐中時計も砂時計も、無趣味なMuのコレクションにこれから加えていこうかと、いまふと思った次第。先年の師走に嵐山のオルゴール博物館二階でスイス製の時計をいくつか見たが、高価だ。懐中時計でも数十万円、もっとする。なかなかに、欲しいと思う物は、高くて手に入らない。だから、欲しくなるのも人の心性なのだろう。砂時計がお気に入りのせいか、懐中時計もスケルトンタイプが好みだ。どっかに落ちていないかなぁ。
 と、天智天皇さんも思って、えいやっと、ご自身で漏刻を作られたのだろう、きっと、そうに決まっている。歴史の心底は、まあ、そうなんだろう。そこに「人」が居る限り。時計造りは、国家として時間を管理する強烈な意思、これは聞こえはよいが後智慧なんだろうな(笑)。

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