カテゴリー「桜2013」の7件の記事

2013年4月10日 (水)

小説木幡記:「出町ろろろ」のNDK、あるいは幻の「マツモト模型」店

Bigro
出町ろろろ

 日曜に京都の出町柳近くの「出町ろろろ」でNDKの昼食会があり、その後NDK番頭役の鉄先生の新居に押し寄せて茶会になった。
 「ろろろ」は京阪特急で終点の出町柳まで乗って、西側(高野川)出入り口4番から、右手に下鴨神社・糺の森(ただすのもり)をみながら、中洲にかかった橋を二つ渡って、正面に京都市駐車場を眺め、そのまま西行し、河原町通りも渡り、ふたば餅の待ち行列を左に眺め、書店横の「枡形出町商店街」を通り、丁度二筋目で左(南)を眺めると餃子王将の看板が見えるが、その手前にある。
 すぐにたどり着く。
 大原の無農薬野菜が中心と記事で読んだが、こういう食材をもとめるせいか、さすがに昼は女性客が多く、予約無しでは無理のようだった。ご主人がときどき献立の説明に来てくれたが、現在の余にとってはあつらえたような材料なので、安心してしっかりいただけた。覚えている動物性タンパク質は、鱈の焼き物、貝柱のお造りと、だし巻きだったかな? 
 美味である。
 食事中の話題は。NDKも当初は大半が20代、30代前半だったことを思い出すと、そのころの若いお二人でさえ丁度50になったとかで、コレステロールがどうのというセリフを耳にして、思わず笑ったよ。

Bigtya
ティーセレモニー:花より団子
 
 源氏物語の専門家で、東京立川市の(国立)国文学研究資料館教授・鉄先生のご新居は、植物園の南、京都府立大学の西側あたりの閑静な住宅街に、築80年の歳月を経た後、大規模な補修(茶室を作り炉をきって、風呂・水回り、基礎などなど)を加えて、先生の「終の住処」となったよし。なにやら新規に建てるよりも経費がかかった様子だ(笑)。
 茶室に案内されると空蝉の香りがした。
 さて、東京と京都を新幹線で往復し、日々徒歩五分の鴨川に出て朝日をのぞみ、散歩するとは、これほどの贅沢もまたなかろう、趣味人とはこういうセンセをさすと余は思った。

 鉄先生、奥様を交えて、N君、O君、そして余は和菓子を食べながら、えんえんと笑い転げていた。なにが面白いのかはわからぬが、30年近くも似たようなことをしていると、お互いに笑いのツボが似てくるようだな。
 食事療法、iPhone、アップル社、近未来の住居~どうやら茨木住人O君は鉄先生の近所に引っ越してくるかもしれない。摂政関白藤原家の別荘地木幡に住まいする余と、御所の東に住まいする鉄先生や将来のO君、そしてN君はなにやらミサイルや地霊に満ちた帝都に住みたいようだが、いずれがそれなりのすこやかな余生をもてるかは、これからのNDK大問題だな。やがて人は、雲隠れなん、よって住まいに意を注ぐのもこれ是也や。
  
  27年も続くパソコン仲間との交流(鷺水亭より)
  ★慈愛の眼差し(空と旅と風景と)
  出町ろろろ(ぐるなび)

追補 マツモト模型店のこと
 京都なのに、長年京都の老舗鉄道模型店がどこにあるかが分からなかった。しかるにNDK仲間の導きなのか、うろうろと集合地「出町ろろろ」のあたりを歩いているうちに、発見した。実はそばを歩いていた爺さん(極めて高齢)たちの声高な話がふと耳に入ったのだ。「この角をまがると、模型の蒸気機関車がかざってある」と。余は瞬時にカン働きがうごめいて、その見知らぬジサマたちの後をつけ、彼らが店に入ると同時に何食わぬ顔をして、その高名な「マツモト模型」店のドアを開けたcat。たしかに、模型店なのか、博物館なのか区別の付かない重厚な、極めて稀なお店だった。もちろん、特別模型を自作し販売しておられた初代や二代目の店主はすでに亡く、現在はご家族が後を継いで店を守っておられる。
 場所は、今出川寺町上る(北)一筋目から数えて北へ4軒目。二度目はすぐに行ける。

  マツモト模型のホームページ
  京都のマツモト模型はワンダーランド(ワークスK)

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2013年4月 9日 (火)

小説木幡記:広沢池東畔桜と大覚寺大沢池桜

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↑ 広沢池西畔から見た大覚寺大沢池堤桜

 先週のこと。強風雨で桜が散る直前の嵯峨野を、葛野からの帰りに立ち寄った。とは言っても、気力充実した状態にはまだ至らず、広沢池の西畔に車をとめて、望遠レンズを360度の景色に向けただけだ。近所には佐野桜もあるし、大覚寺桜も、ちょっと離れた所には嵐山桜もあるわけだが、「まだまだ、無理はしないでおこう」とつぶやいて、ただ晴れた愛宕山をながめ、うららかな嵯峨野路農村風景を眺めていた。このあたりは、小学校時代以来の遊び場で、当時の同級生達もまだこのあたりに沢山住んでいるはずだ(笑)。
 それにしても、大沢池の堤を遠くから写してみると、それなりに余の心象風景に合致し、ほくそ笑んだ写真となった。

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↑ 大沢池桜と広沢池石仏
 
 なんとなく広沢池に目を向けると、必ず石仏が目に入る。記憶では幼時からあったように思えるから、随分古いものだろう。石仏群としては、昔の写真家・土門券さんを思い出させる被写体が大覚寺・大沢池のお堂そばにあるが、それとは雰囲気が異なる。
 よくみるとそのそば左に、小振りの桜木が見えるが、おそらく桜花のない時期には、視界に入らないくらいに、おとなしい桜木だ。花をつけて、やっと余の目にとまった。~……cat

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↑ 広沢池西畔から見た広沢池東畔桜

 さて、今春の「桜2013」テーマは、ほとんど寄贈写真になってしまったが、この広沢池東畔桜写真は、数少ない余の自作写真としてまたしても余の心象風景に合致し、ふたたびほくそ笑んだ(自画自賛じゃな)。つまり、桜一杯というよりも、他の木々や風景に混じって桜が桜らしく見えるところが「お気に入り」となったわけだ。余はまるで絵心がないが、この写真を眺めていると、手軽にアクリル水彩絵の具で、こういう風景画を描いて部屋に飾れたら、随分楽しいだろうと思った次第。

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2013年4月 8日 (月)

小説木幡記:桂川の桜

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↑ 桂川の桜(2013/04/03) By 寄贈・葛野図書倶楽部2001・京都在住の初期御隠居

 いわゆる「葛野図書倶楽部2001」御隠居たちは全国に散らばるが、ここ京都にも少なくない在住者がいる。そのお一人から、桜写真をいただいた。
 さて、
 タイトルの「桂川」だが、気になってネットでみると名前の変遷が激しい。公称の桂川は唯一の川をさすはずだが、実際は地域によって呼び名が異なり、もちろん歴史的にも別名が多い。一体、どこを指すのか。
 そしてまた、
 クドイ話だが(笑)、余は嵐山・嵯峨野近辺に、幼稚園に入る一年前から結婚するまで住んでおった。だから幼稚園から小学校時代は嵐山の直近が遊び場、通園通学区域だったので、いわゆる川も俗称で日常をすませてきた。公称があるのだから、俗称と言わざるを得ない。
 そのころは、
 嵐山の渡月橋よりも上流を「保津川」と呼んでいた。そこが保津川下り船遊びの終点だから。渡月橋よりも下流から松尾大社あたりまでを「大堰川:おおいがわ」と呼び、源氏物語で明石君が隠れ住んだのはその範囲と想像してきた。それより下を「桂川」、そして宇治川や鴨川と合流したあとを、「淀川」と呼んでいた。と、そうはっきり覚えている。
 だから。
 写真の「桂川」は、松尾大社よりも下流の地点とおもってしまうのだが~、そうとは言い切れない。写真の背景をみていると、なんとなく、阪急電車嵐山駅の近くに思えてしまう(渡月橋下流のはじまり)。

 本当のところはよく分からぬが、ものごとはその人物の生い立ちや日常の物の考え方で受け取り方が大きく違ってくる。しかし、写真にあらわれた「桜」の佳さは、あまり違わないようにおもうが、どうなんだろう。



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2013年4月 7日 (日)

小説木幡記:伏見港の春

Bigfusimisakura2013

 心身いろいろあって今年の桜は諦めていたが、それでも身近なところは行き帰りにちょっとよってカメラを向けることができた。伏見港もそのひとつだ。気持ちの上ではこの写真集から徒歩20分のところの御香宮(ごこうのみや)神社も立ち寄りたかったが、緩い坂があるので今年の御香宮桜はあきらめた。

 伏見港と言えば、これまでのMuBlogでは柳が中心だった。しかし今年の桜をみていると、それは以前の伏見港観桜の時期が合わなかっただけと、今更ながらに気付いた。今年は開花が早く、四月上旬は丁度満開から散り始めの見頃時期に重なったわけだ。

 さて、後日に単独で掲載予定だが、理屈の上では「伏見港の桜、柳、運河、十石舟、京阪電車、近鉄電車の鉄橋」ともりだくさんな案件をまとめた写真を撮りたかったわけだが、そういう理屈を先にたてると、ごちゃごちゃした見栄えの悪いものしか残らないという、反省があった。それでも棄てずに掲載するのは、悪い執着なんだろうなcancer、という感慨しきり。

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2013年4月 5日 (金)

小説木幡記:木幡の春 (2013年4月)

Bigkohatanoharu

 春先のこと、出歩くまでには気力が充実していなかった数日前、ベランダを見ると木幡花がいろどり鮮やかに咲いていた。
 ふと桃山御陵あたりを遠望すると、桜がうっすら見えた。
 ついでに木幡池にカメラを向けると、カメさんが仲むつまじく甲羅干しをしていた。

 ああ、春なのだ(笑)。
 いざいきめやも。cat

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2013年4月 1日 (月)

小説木幡記:江戸の桜(某所)

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↑ 江戸桜某所(2013/03/26) By 寄贈・葛野図書倶楽部2001・初期御隠居

 ごく初期の倶楽部関係者が、この三月末に江戸の桜を写して贈ってくれた。葛野図書倶楽部2001だけでなく、葛野赴任当時からずっと思い出してみると、余の見知りには関東で働く卒業生や、関東出身者が沢山いる。都から離れても、地元にもどっても、青年期初期の学生生活は良き思い出のようだ。と、このように余のごとく桜好きの者には、出歩き難い時期に写真が舞い込んでくるのは素直に喜ばしい。実はこの一週間、静養しておったが、春気配とともに快癒に方向が変わったのでほっとした。合掌。

 宇治や京都もようやく寒気を脱し、春だなぁとおもっていたら、今朝の東京からの某教授のメールでは、「ぶるぶると震えるような寒さ」とあった。思い立ってiPhoneで京都と東京の温度をみてみたら、
  京都市 現在:7(8時半頃) 最高:18 最低:8
  東京都 現在:7(8時半頃) 最高:15 最低:9
うむ、ふむ、予測の最低気温よりも、実質両都とも7度Cと低いのが、あらたな発見だった。

 近頃読んだ本では、ビブリア古書堂の事件手帳4/三上延、これが江戸川乱歩を扱った長編ミステリで、これまで3冊読んだ上での期待を裏切らなかった。また、買ったまま本では、いまさらながら(笑)、探偵ガリレオ/東野圭吾、をとりあえず入手した。東野さんの作品は数年前に白夜行が胸にずんときたが、あまりに暗く重く思えたので、その後ずっと読んでいなかった。容疑者Xはたまたま読んだが、世界評、日本評ほどには感動がなかった(笑:余の勝ってじゃね)。めくらましも、犯人の事情も、なにかと嘘嘘しくおもえたからかな。もとより、ミステリも、いやはや小説なんぞは嘘で塗り固めた虚言症の名人が造るものだから、それをして「あんさん、嘘でしょう」というのは、自動車に向かって「まだ飛べないよな」とケチつけるようなもんだ~。

 さて、四月は残酷な月だ。だからこそまた再び、生を愉しもうぞ。 
 

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2013年3月23日 (土)

小説木幡記:祇園円山公園の桜さきぞめ

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↑ 祇園円山公園の桜(2013/03/21) By 寄贈・葛野図書倶楽部2001御隠居

 ここ数年、満足に桜を撮ってこなかった。気持ちよく出歩いて調子良く写せたのは、カテゴリーで「桜2009」が最後だったみたいだ。2010年春に入院し、それ以降は学科行事も重なりなかなか、おりよく出歩くのが難しくなった。
 そして今年2013年の春は、なんとも蒲柳の質が災いしてと言うか、桜狩りも出来ない状態だ。
 ああそれなのに。温暖が例年よりも早くて、京都でもそろそろと聞くと、気持ちがざわざわして、桜恋しさに、みをこがしておった次第(笑)。

 と、その矢先。
 奇特な卒業生が、数日前に祇園円山公園を訪れて、桜を写し、それをメールで送ってくれた。ありがたいことであると、合掌し、本日朝は気分もよいので、さっそく、MuBlog巻頭に掲載した。ただ、円山公園といっても、広いので、一体どこで写した桜かは、わからない。まあ、だいたいそのあたりの青空下なんでしょうと、一人うなずいてさっきから眺めておる。
 春に桜。よろしな。

追伸
 そうだ。4月になれば、身近な宇治桜や伏見港桜くらいは、撮るゆとりも出来るだろう。たのしみに。

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