小説木幡記:銭洗弁財天宇賀福神社 (ぜにあらいべんてんうがふくじんじゃ)
銭洗弁財天
こちらの神社関係者や神さまたちにはもうしわけないことだが、ともかく奇っ怪な名称で場所で、そして洞窟の中の神社であった。鎌倉文学館へ行く所用がないかぎり、人生に二度は訪れることもないだろうが、それは一度参拝すれば十分に気持ちがおさまり深い感動をもたらす聖地だったともいえよう。こういう神社に、もし似た所があるとすると、少ない余の経験からは、大阪府交野市の磐船神社を思い出す。そこは古代日本神話の世界だった。ただしかし鎌倉山中のここは、神仏習合の影響かベンテンサンなのだ。しかもそれが「銭洗」と付いている。なかなか複雑な神社である。
さて、某日、午前中の早い時間帯に余は鎌倉駅からタクシーでこの山中に入った。それほど時間も運賃もかからなかったが、未知の神社だったのでそれで良かった。帰路の鎌倉駅へは、参拝者の行列に混じってぞろぞろと20分~30分歩いた記憶がある。なかなかに繁盛(笑)していた神社だった。
参考
銭洗弁財天宇賀福神社(神奈川県神社庁)
いわふねじんじゃ:磐船神社(MuBlog)
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コメント
銭洗弁天さん
本当の名前は宇賀福神社と呼ぶんですね、知りませんでした。洞窟の神社ですから、鵜賀福神社の方が漢字は向いていませんでしょうか。『ウガフク』と聴くと、神武天皇のお父さんで山の幸彦と海の底の姫さんとの間に生まれた『ウガヤ フキアエズ ノミコト』を思い出しますね。
山と海の異なる世界の二人が結ばれ、産屋の萱を葺く暇もなかったという、奇妙な名前の神さんでしたね。海と山と両方の世界を支配できる資格を持った訳ですね。
私も12月に訪問して、お金を洗いましたが、増えないです。
投稿: jo | 2013年2月14日 (木) 13時54分
Joさん
なんとも返信しようもない難しいコメントに汗がでました。
お金を洗えば倍増するって、よろしいな。私は見ていただけですが、再度行けたら、500円を山ほど洗いたいです。
投稿: Mu→Joさん | 2013年2月15日 (金) 10時44分