小説木幡記:北斎の47番目の富士山
御在所岳の奇岩
昨日TVで北斎の富嶽三十六景の話があった。どなたさんかがカメラ担いで、北斎が富士を描いた場所を特定する話だった。最初はあらためて北斎のすばらしさに感動するだけだったが、そのうち富士山より西方向で、どのあたりまで富士山が見えるのかという興味に惹かれだした。桶屋富士というのが尾張で、現代の名古屋市富士見町あたりからの富士を北斎が描いたようだ(と、思われてきた)。巨大な桶の枠を通して小さな富士山が見えていた。北斎の才能の凄さがだれにでも分かる構図だった。
しかし番組では、名古屋市の富士見町から見える富士山らしき山は本当の富士山ではないという話になっていった。余はそのころ眠くなってベッドに入ってしまったので、結論はわからない。今朝、ネットでしらべると、「愛知県から見える富士山」という好都合記事があったので、URLを下記引用しておく。
さて。
先年、鈴鹿峠をこえて御在所岳に行った。頂上近くに「富士見岩」というのがあったが、「どうせ見えぬだろう。坂がしんどい」と、階段下で諦めたことを思い出した。いかにも日頃の余の所行よな(何事も、めんどうと思ってしまう)。いま、ネットでみると、年に30回程度は見えると書いてあった。さて、それが本当の富士山なのかどうか?
つらつらの初夢に、葛飾北斎には47枚目の幻の富士山(裏富士11番・御在所富士?)があった! とかなんとかミステリが出来そうじゃ。
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