NHK八重の桜(03)蹴散らして前へ:禁足
承前:NHK八重の桜(02)やむにやまれぬ心:会津と江戸
NHK大河ドラマ公式あらすじ
八重の兄・覚馬は藩の軍政改革に奔走するが、すべて「御重役」たちによって拒否された。
守旧派「槍・刀・弓」と改革派「鉄砲と西洋科学」の対立による失政を、このころの会津藩上層部はまだ真剣に考えていなかったのだろう。容保がどうだったかよりも、一般に日本のマツリゴトは合議制だから、重役連の反対があれば、責任者も随うことが多い。
しかし守旧派の若者達から武士の本分を忘れた西洋かぶれとなじられた覚馬が、藩の宝蔵院流槍術道場で彼らと立ち会い、打ち負かしたのには喝采した。この頃の幕末の優れた若者達は、侍の表芸である武術にも相当に修練を積んだ人がいたようだ。
そんなこんなで、覚馬は藩から禁足を命じられた。外出禁止である。八重は兄のそばにいる時間が増えたが、兄が失意の状態であることにかわりはない。今夜はまだまだ八重の真骨頂が現れてこない。もう少し待ちましょう。
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