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2012年12月 2日 (日)

小説木幡記:カツミとメルクリン

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カツミ「ED100-1」とメルクリン「カブース(車掌車)」の連結

 写真の左側は、カツミという会社が昭和30年代~40年代にかけて売り出したHO入門キットの電気機関車である。正確な製造年は今回調べられなかったが、すでに半世紀近く経過したものだ。京都市内模型店の中古売り場にあったので値段を見ると、4000円程度だった。こういう世界のHOタイプとしては安価なので、店員さんに言ってみたら、「はあ、お安いですが、リストアしないと、動きませんよ」と、釘を刺された。
 動かなくてもよい、と思っていそいそと自宅に持ち帰った。しばらく眺めていたが、結局レールに載せたら、うんうんとは言うが、走り出さない(笑)。「やっぱり、だめか」とあきらめた。
 翌日、ものはためしで可動部にミシン油をさしてみたら~、走り出した。なかなかのものだ。しかしいつも、10分ほど疾走すると、焦げ臭くなる。半世紀前の模型だから、しかたないな。

 ところで、
 写真の右側はメルクリン社の新品で、カブースといって車掌が泊まりこんでブレーキを操作する車両らしい。だから緩急車とかいう名称があって、単純に車掌車とは言わないようだが、……。余はこれを以前から「図書館・司書車」と考えてきた。別途1番ゲージのでっかいカブースを入手し、詳細にみたが、車掌2名が生活するだけの空間、ベッドや台所や机があって、これを司書車に改良するのは難しくはない。
 この模型はメルクリン社のHOタイプである。実は、メルクリンの通常車両は3線タイプで、車輪間に絶縁がない。だから、この車両には、別途フライシュマン社の模型車両から車軸を抜いて、入れ替えてある。

 ともあれ、カツミとメルクリンとが、上手に連結して、スムーズに走るので掲載した。成功したのは初夏だったが、いままで掲載を捨てておいた事情は別にない。この組み合わせは、45センチx45センチの基盤、つまり半径20センチ強のHOレールを器用に走りきる。まさにNゲージ並みのパイク度である。

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カツミ「ED100-1」の車軸と動力ギア

 参考のために、カツミの電気機関車の可動部分を見ておく。質実剛健、単純素朴、古武士の趣。と、余は実に気に入っている。
 とは言っても、やがて動かなくなるかもしれない。そのときは、モーター部分だけでも現代風にして、雰囲気をずっと残したいと思った。
 そこで。
 メルクリンの車両を連結させて動かすのは、実に面白い。将来の図書館列車も、なんとなくこんな風になるかな(笑)と、ひそかに思っておる。ただし、今風の新幹線にこれを連結させるのは、シュールすぎるけどな。

参考
  カツミ(KTM)
    カツミのHO鉄道模型セット
  モデルショップ・さがみ「【自由形】ED100動力更新完成!」
  HRS-メルクリン・ショップ(大阪府枚方市)

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