小説木幡記:鴨川のホテル工事現場(旧・ホテルフジタ京都)
↑旧・ホテルフジタ京都跡(鴨川の川端二条上がる付近から西岸を写す)↑
この10月上旬のある晴れた日に、余は出町柳まで京阪に乗って、電車の終点で一旦降りた。
それより北へ行く電車ではピタパが使えないことに気付いて、徒歩で鴨川を南下した。取り立てて、他意あるわけではなく、鞍馬か貴船へいくつもりだったが、ピタパが使えず気落ちして南へぶらりぶらりと歩いたわけだ。途中に数カ所の、鴨川を飛び渡る跳石があったので東岸と西岸とを交互に渡り歩いた。
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旧ホテルフジタ京都のあたりでは、あきらかに東岸から写して、そのあとで渡河したわけだから、よく調べればどんな風に南下したかも、アミダ籤風に再現できるが、無駄無駄恣意ので止めておく。
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ネットで調べてみると昨年の京都新聞ニュースでは、2014年にザ・リッツ・カールトンホテルが開業するようだ。別のYouTubeでは一泊6万円と話していたから、開館しても余は外から眺めるだけだな。ともかく京都もよき土地が埋まっているから、こんな風に建て替えする機会は希なことになっている。
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幕末には剣戟の音が聞こえた鴨川も、小学生らが魚採りに興じておった。
そうそう、別の渡場では保育園や、あるいは幼稚園の幼児たちも遊んでおった。30センチ以上も石と石が離れているので、幼児には無理だろうと想像していた矢先に、どこかの園児達が飛んでいた。なかなか元気なものだった。
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コメント
ホテル フジタ
ふうてん老人さんが大好きで、何回も一緒に宿泊しました。何時も墓場の側の部屋でした。(笑)
小さな、素晴らしいホテルでした。残念です、もうホテルは無くなったのですね。
今度は豪華ホテルですか。
投稿: jo | 2012年10月22日 (月) 21時25分
Joさあ
京都の繁華街が先斗町~木屋町~新京極の、北は三条通り、南は四条通りで四角で囲った範囲なら、木屋町二条あたりは、ほんの一息北に外れたところですね。場所として、その鴨川畔がとてもよろしいわけで。
東京ステーションホテルと同じく、未来のカールトンに泊まるのは無理ですが、鴨川の見えるラウンジで、自分の屋敷みたいにふんぞり返って、珈琲飲むにはよいホテルですかな(笑)。
投稿: Mu→Joさあ | 2012年10月23日 (火) 04時37分