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2012年9月13日 (木)

小説木幡記:最近のドライブ事情

 20代から自動車運転をしているので、それなりに時代の技術を味わってきたが、近頃の大衆車も往時にくらべると、超高級車に思えてくる(笑)。

1.TVが写る。
 とは言っても自動車純正品のせいか、走行中は画面が見えない。
 (自分で付けたらなんとでもなると噂を耳にしたが、はて~)
 走行中のことは、遠出したときはナビをみているので、TVドラマを楽しむ時間はない。もし後部座席の人が観るようにしつらえるなら、当然走行中も楽しめるようになっているはずだ。あいにく、ばかでかいワゴンタイプではないので、運転席からと助手席からしか見えない。

2.ドライブナビが便利だ。
 往時は必ず地図帳を持参して、大きい地図と市街地図とを相互参照しながらドライブしたものだ。そのたびに停車してみていたが、時々は助手席に広げたままちらちら観ていた。
 それから考えると、現代のナビは魔法のような力を持っている。余のセットしたものは最低限のスッピンナビだが、世の中には数倍~10数倍の価格・高級品があるようだ。
 スッピンのナビシステムから想像すると、十数倍のシステムは、きっと行き先指示をしなくても、季節や時間帯や乗車人員から想像して、過去事例から勝手に決めてくれるのかもしれない。「この季節ですと、そろそろ広沢池の桜を見にいきましょう!」と、すばらしい~のか、あるいはばかばかしいのかぁ。

3.ETCが気楽だ。
 高速道路が無料になる、とこの3年間の政権は言ってくれたが、どうにも嘘のようだった(笑:ちかごろの政治は爆笑するしかないよね)。無料になるならETCなんか不要と思っていたが、なんとなく嘘嘘しいと感じだして1年半前にETCを装備した。
 関西だと、ひっきりなしに料金を払うわけのわからない、こまぎれ運営会社高速道路があるが、これが気楽になった。
 高速道路が有料であるなら、ETCは便利な装置だと思っているが、一ヶ月後、預金残高がガッツリ減少するのはよくわきまえておかないと、破産宣告の憂き目にあう。
 そういえば、最近やっと、勇気を出して「ピタパ」という名称の、私鉄やJRやバスに現金を払わなくてもすっと通れるカードを作ったが、~これもあとで破産通告がきそうで、怖いと言えば恐怖ホラー人生になりそうだ。

4.技術は進んでいるが、はて。
 余の愛車は、ハンドル下に左右レバーがあって、ハンドルを握ったまま指でそれを押すだけでシフト変化が可能になる。スイッチングのような、スポーティーな雰囲気だが、115馬力程度の大衆小型車でそんなことをしても、どうにもならん、とは思ったが、便利なことも多い。
 極限のヘアピンでもハンドルから手を離さなくてすむ(うけけ)。
 非力なわりに、タイヤが大きくて横幅が広い。そのせいか、目を懲らしてみると全形が若干精悍に見える(笑)。まあ、それが好きで買ってはいるのだが、冷静に考えるとばかばかしい。そんなもの、だれにも区別はつかない。しかし、やはりそういう自動車を選んでしまうのが余の性分らしい。
 ああ、そうそう。エアコンは往時に比較して圧倒的に進化した。たとえ外気温が35度cを越えていても、数分で20度台になる。こればっかりは、昔にもどりたくないな。
 ~
 特筆すべきは、余は余の選んできた自動車に不満はなかった。トヨタもホンダも気に入っていた。
 そしてこの十年はエンジン走行トラブルに見舞われたこともない。メンテナンスフリーだな。
 現代の自動車は成熟の極みに達していると、感じておる。
 往時なら、冬の早朝、まずエンジンがかかるか、かからないか、から一日が始まった!

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