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2012年8月 2日 (木)

小説木幡記:平野屋の夏鮎

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↑奥嵯峨・平野屋

 幼稚園ころには父の言葉の中に「平野屋の鮎」という話が何度か出たのを覚えている。父はさすらいの土建屋だったので、各地を巡っていた。末子だったので余が幼稚園に入るまでは、両親に連れられて先駆けをしていた。あとでじっくり家族が来るという段取りだったのだ。もともと國鐵にいた父は会社を興した。本拠地は福井だったが、戦後の景気のなかで浮沈が激しく、ついには逃げるように福井市を後にしたと聞く。で、嵯峨嵐山にたどり着き、天龍寺の塔頭に居をさだめ、余と母とがそばにいた。そんな時代の奥嵯峨・平野屋だった。

 というわけで。
 この七月下旬に平野屋で鮎をいただいたので、例によっていろいろ写真を残してみた。しばらく鮎料理など、堪能していただきたい。
 今日はこれまで


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