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2012年8月20日 (月)

小説木幡記:鮎茶屋といっても冬はぼたん鍋

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↑平野屋玄関たたきから奥の様子

 平野屋さんは旬の~季節物で評判らしく、鮎茶屋とあっても秋や冬には鹿肉や猪肉や、松茸も味わえるらしい。
 ご近所で話題の嵯峨野トロッコ列車は寒さで冬季は運休するが、平野屋さんは冬季こそ熱燗が映えるように思えた。
 ところで。
 そのトロッコ列車が夏だというのにしばらく止まっていた。保津峡の岸を走るレールだから山が雨でゆるむと保線が大変なのだ。今ホームページを眺めてみると、22日間も運休したことのお詫びがあった。

7月15日未明に発生致しました集中豪雨により、不通となり運休していました嵯峨野観光鉄道は、8月6日から運転を再開いたしました。

 この一ヶ月前の集中豪雨が、平野屋の女将さんから聞いた話では、お店の裏の池を溢れさせ、二日、三日間ほど営業を止める羽目になったとのことだった。店は参道に向かって増水とかとは縁がなさそうだが、部屋は裏の池や山際がすぐそばにある。
 さて、宇治市も一週間ほど前の8月14日から近所の弥陀次郎川(水位が高い天井川)や木幡池が断続的に増水し、冠水の被害をもたらした。山中では志津川の氾濫で家も流され死者もでたよし。炭山地区は山中なのだ。
 最近の自然災害は思わぬところで思わぬ被害を出す。いずれも余の経験の中には少ないことだったので、驚いた。

 ということで、再び平野屋からタクシー、2メータでJR嵐山嵯峨駅に戻り、山陰線に乗って京都まで十数分、そこから奈良線に乗って十数分、無事に帰還しました~という鮎料理日記でありました。
 女将さんの話をうかがっていて、嵯峨小学校~嵯峨野高校時代のことが断続的に記憶を鮮明にした。女将さんやその親族縁戚友人たちの誰か彼かと、余は顔を合わせていた可能性もある。余も地元民の一人だったのだ(笑)。

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