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2012年8月18日 (土)

小説木幡記:夏鮎を堪能しても夏去らず

Muhiranoya
↑鳥居本平野屋の夏鮎料理後半

 食も細くなって、酒もビール一杯限りの不調法となると、背ごしと塩焼きとで、気持ちの大半は満足した。
 余録はじっくりゆっくり、「いろいろあるな」と呟きながらいただいた。とは申しても、鮎の天ぷらがでるとまたしても箸の動きが速くなったのだが~

 やさいをいただいている間、ぼんやりしながら昔のことを考えていた。この鮎茶屋のそばの道を歩いて行くと保津峡にでて、山にむかうと、清和天皇ゆかりの水尾に着く。この水尾から同級生が嵯峨小学校まで通っていた。しかし記憶にはもう一つの道があって、それはトンネルを越えた清滝から水尾に通じる道があったはず~と、しきりに思い出そうとしていた。

 いずれにしても、水尾にまわって清和天皇水尾山稜にお参りしておくべきかもしれない。
 変わったミステリアスな時代小説に、「信長の棺」あるいは「秀吉の枷」があって、加藤廣さんの作品でこの水尾が出てきた記憶がある。前者だったか。明智光秀が水尾で謀議した話だったか~、よく思い出せない。記憶は曖昧につぐ曖昧なものだったが、箸を動かしながら、紗がかかったような脳を楽しんでいることに気付いた。なにもかもが鮮明すぎるのは、とげがあって面白くない。適当に霧に霞んだり、途切れている方が人生を楽しめる。

 ということで、料理がとぎれお茶がでたとき、小学校時代の記憶がふたたび過去に戻っていった。


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