小説木幡記:嵐電で嵐山へ行ってみた
←四条大宮駅の嵐電嵐山行き
もう二ヶ月も以前のことか、五月初めに四条大宮から嵐電に乗って嵐山へむかった。
余にとっては、四条大宮駅とか嵐電(京福電車)とかはタイムマシンのようなもので、そのことを考えたりすると一挙に半世紀以上の過去にさかのぼってしまう。
少年だった余は幼稚園頃からずっと嵐電を意識してきた。嵐電の沿線で、車折(くるまざき)神社近くに住んでいたからだ。幼稚園に上がる前には、暫くの間、天竜寺の塔頭(たっちゅう)・慈済院に間借りしていた~。
もう手が届かない昔のことなのに、それでも四条大宮駅があって、嵐電が走っていて、車折神社があって、嵐山駅があって、そこには天竜寺が今でもある。タイムマシンがなくても、そのあたりは時間跳躍域なのだ。
~
と、当日写真を撮ったので、久しぶりに小旅行記をまとめていこう。
事件も刺激もない、ただの半日周遊にすぎないが、思い出すだけで心身にはよい(笑)。
注:嵐電の始発までは、まず京阪で祇園四条にでて、徒歩10分で阪急電車にのって二駅目でおりると四条大宮駅になる。京都は適当に小さい都市だから、行き来が気楽といえる。
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