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2012年5月 6日 (日)

NHK平清盛(18)誕生、後白河帝:青墓の宿

承前:NHK平清盛(17)平氏の棟梁:源平の違い、明暗
NHK大河ドラマ公式あらすじ

 後にこの時代の「大天狗」と言われるまでになった辣腕の後白河天皇が、複雑怪奇な皇位継承手続きを経て生まれた不思議さが今夜のドラマによく現れていた。当初は崇徳上皇の息子さんが挙がり、次の候補者として、雅仁親王(鳥羽天皇第四皇子:松田翔太)の息子さんが候補に挙がっていたが、信西入道のセリフにあったように、父親を差し置いて息子さんが帝位に就くのはおかしいと言うことで、いささか評判の悪かった雅仁親王が後白河天皇として即位された。雅仁親王は今様好き、つまり芸能好きで、今夜の紀行にでていたように美濃青墓宿(岐阜県大垣市)から芸能人を都に呼んで習っていたようだ。

↓岐阜県大垣市青墓町

大きな地図で見る

 今夜のドラマも面白かったので、それはそれとして(笑)~本筋とははずれ美濃青墓宿についてすこし考えて見た。NHKの紀行では「円興寺」の近辺に遊女達が住まいしていたと説明があった。傀儡子(くぐつし)達の宿というタイトルで興味深いサイトもあった。
 で、なぜこの青墓に興味があり、そしてまた上記サイト参照をしたかというと、以前『風神秘抄/荻原規子』というファンタジーに大いに感動したのだが、その中に青墓が印象深い所として描かれ、その地での登場人物達の経緯があって、ずっと記憶に残っていたわけだ。小説の中では妖艶と陰惨と神秘のまざった歴史ロマン地名としていまでも思い出すことがある。
 今夜のドラマでは、道道の人達、くぐつし、大道芸などがそれらしく描かれていて、これに幻術が加われば最高とも思ったが、まあ、よかろう。面白かった。

追伸
 最近のドラマ評で出色と思ったのは、近在の人の意見だが、「今年の大河は、清盛と時子という至極明るくまともなペアが手を取って、濃すぎる異様すぎる:鬼か蛇かとみまごう朝廷、貴族、源氏、平安時代という、魑魅魍魎に溢れた世界を切り開いていく、RPG」。と、そういう視点に見直せば、さらに興がつのる。

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