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2012年3月17日 (土)

小説木幡記:若筍煮とか故・原田先生のこととか

Sdsc_0137 今日は土曜日だが葛野で入学前の・新入生の歓迎会があって朝から出かけていた。午前中は四月からの授業のまとめに時間をかけていた。科目内容が大幅に変わるのでそれに応じて手を入れておるわけだ。

 お昼は近所のメシヤに行った。若筍煮が300円、豆ご飯小が200円、味噌汁100円、ソーセージ一本100円の、合計700円だった。えらい贅沢をしてしまった。数日前に学食で天蕎麦を食べたら190円ですんだが~。

 若筍煮をいただくと、昔、59歳で亡くなられた原田先生のことを思い出す。グルメと言える方で、幾つもの美味しい店を脳データベースに蓄えておられた。京大の先生をなさっていたころは、近所の居酒屋というか小料理屋へ月に数回はおともした。
 ご飯は食べず、清酒と美味しい料理だけで過ごされていた。
 その中に、若筍煮があった、~。
 ただそれだけの思い出だが、メシヤで若筍煮を見た途端、原田先生を思い出し、偲びながらいただいた。

 ついでと言ってはなんだが。
 百万遍の寿司屋では、寿司は取らなかった。まずお酒。それも「冷や酒」と余が言おうものなら、すかさず「れいしゅ、Muさん、れいしゅと言ってくださいよ」と睨まれた。次に、お造りの盛り合わせ。これは目の前の大将が心得ていて、いつも最良のネタをしゃかしゃかとお造りにしていた。
 ~あとは、酢の物。
 しかし、なんですな。寿司屋で米のついた寿司をいただかない日本人は、まあ、少ないでしょうね。
 余はそういう数少ない人士(師匠にあたる)のそばに10年以上いた、

 他にもいろいろ美味しいものはあったが、若筍煮。
 また後日、食べてみよう。

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コメント

めずらしい日本人がここにも

 原田先生のことをリアルに思い出させてくれる記事ですね。
まずお酒、ついでにつまみ。
(寿司屋で米のついた寿司をいただかない日本人)
こちらもその一人のようで、思わず微苦笑しましたです。

 繁寿司ではいつも注文しなくても決まったものが出てきます。
赤貝、しゃこ、イカ、ヒラメ、タコ、エビなどがつまみの形で出てきます。
相方はワンセットのにぎり寿司。
エビスの小瓶と清酒白雪の熱燗が出てきます。
ときどきワンセットのうちイクラとかアナゴとかを食べたりします。
イクラの代わりにウニだったりすることもあります。

 熱燗を3本くらい飲んで、いろんな話に耽り、2時間半くらいで繁寿司を出て次に書簡集でウィスキーとコーヒーとなります。
米粒は一つも口に入れないことが多い日曜日の夕暮れであります。

 麦も米も液体になってからいただく・・・原田先生を思い出しますねぇ。

投稿: ふうてん | 2012年3月18日 (日) 12時41分

ふうてんさんの繁寿司を忘れておりました。
ご一緒したのが一度でしょうか。
そのとき、原田先生は居ませんでした。~と、記憶が曖昧。
原田先生もご一緒したときは、クニタチ駅でフェアレディ2000の補助席に座って覚えがあります。~あのときは、どこで食事をしましたかね。思い出せない。

で、
 実は私は(旧店舗)繁寿司へ行ったとき、ふうてんさんのそういう「米無し寿司、米はジュース専門」性向を知らず、山一杯の握り寿司をいただいた記憶がぼんやりとあります。
 そうでしたか、日本人にまれな人士と、そのお二人まで、Muは10~30年近く、あれこれと話しておるわけですな。そういえば、Joさんとは寿司をいただいた記憶がないですねぇ。

 Muもたしかにおつまみは好きですが、自分一人で寿司カウンターに座っておつまみだけを発注した記憶がないです。
 それにもまして近頃は回転すしが多いのですが、大抵は茶碗蒸し、赤だし、まれに天ぷらうどんなどを先に注文しておいて、やおら季節もの(かにとか、いろいろ)に手をだしてきました。
 それにしても、ヱビスとか熱燗とか、下戸の私でもイメージすると、ぐっと飲みたくなりますね。

 ということで、米ジュース愛好家にはグルメが多いです。
 今度関東へ出向いた折には、繁寿司とか書簡集へ行ってみたいです(本心です)。

投稿: Mu→ふうてん | 2012年3月18日 (日) 15時55分

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