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2012年2月18日 (土)

小説木幡記:徳島城下・伊予街道の不思議な光景

↓徳島城跡近く:伊予街道・市立文化センター北から西方向
Simg_7611 この写真をみていて、というか写す前に側道からながめていて、道路が鉄道の下をくぐっているのだと、思っただけなのだが。
 おや? と思った。
 まず徳島城跡、というか博物館へ行くのにわざわざ階段を上り下りしなくても、自動車の方で地下にさがってくれている、その親切な構造に感心したのだ。いやもちろん、自動車道(伊予街道)にそって道を選ぶ人は緩やかな坂を下って、鉄道や(平坦な)跨線橋を見上げて通過するわけだが、博物館詣でや登城する者はそのまま道路にかかった橋をわたるだけだから、人には随分親切な設計なのだ。

 京都でなら、東西の新幹線、東海道線と南北道路がかち合うところで、道路によっていろいろある。しかし東西鉄道は全部高架のせいか、鉄路にそっての人や車が走る東西道路はない。だから、南北道路はほとんど線路の下を沈み込んで通っている。いや、高架だから全ての南北道路が沈み込んでいるわけではなく、平坦なトンネル状もあるはずだ。一つもないのは、踏切だろう。まさか新幹線に踏切があるとは思えない。とはいっても、普通の東海道線だと、踏切はあるはずだ~。

 おや? はこれだけではない。いや、これだけとは「登城する者には親切な道路だ」のことだ。話はそれで終わらない。次のおや? があった。

 写真を整理しているときに気付いたのだが、この線路に目障りな電線がない。つまり架線のことだ。となるとこの線路を走る列車は蒸気機関車かディーゼル機関車、気動車になる。徳島駅を見るとわかるように随分近代的なビルで、これなら新幹線が停車するだろう思ってしまうほどに迫力がある。てっきり電車が走っていると思っていたのだ。

 結論を急ごう。
 要するに徳島駅は非電化駅である。
 わずらわしい架線が視界を横切る電車が最良とは思っていない。むしろリチウムイオン電池などの動力車の方がすっきりしているとは思うが、大都市はすべて電化されていると思っていたのが、誤認だったと気付いた。特に関西に住んでいると、私鉄も含めて電車しか眼に入らないから、蒸気機関車やディーゼル車は村レベルのものと思ってしまっていた。事実、余が住みだした頃の宇治を通る奈良線は、当時はディーゼル車で、ドアもすべて手動だった。
 だからときどき「木幡村」と普通に考えていた。

 遠い遠い大昔、旧北陸線の大桐駅は蒸気機関車だった。長いトンネルができて、電化されたとき、大桐駅は廃止された。つまり、余の感覚では、いまや日本中、都市はすべて電化されていると思ってしまっていた。
 それが、この写真によって否定された。
 人間の思い込みとは、事実を曲げてしまうほどの怖さがあるなぁ。
 徳島は目障りな架線がなくて非電化万歳、ディーゼル気動車OK!

追伸
 ネット記事をみていると、徳島駅の非電化は歴史的にも珍しいことらしい。徹底的な非電化。詳細はもっと調べないとまとめられないが、不思議ななにかがあるのかもしれない。


大きな地図で見る
↑徳島城跡付近地図

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