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2012年1月24日 (火)

京静華(京都市・岡崎)の杏仁豆腐

Allkyosekikaop

 京都岡崎、観世会館の西にひっそりとお店がある「京静華」に行ってみた(ワープロ変換は大抵、「精華」とでるが、「静」の華である)。まるで美味しんぼ世界だった。要するにひっそりこっそりしすぎて、普通に生きているとなかなか気が付かない。私は暇だから昼日中にFMラジオを聞いていて、その店の噂を聞き、その日の内に予約した。

 グルメでもないし、たべなれているわけでもないので、写真をまとめて記録しておく。もし言葉でいうなら、ふんだんに京野菜を使って、丁寧に、出来るだけ無駄油をぬいて、あっさりと、しかも中国3000年の歴史を偲ばせる豊潤な味わいをかもし出した。

 料理は全体芸術と思うなら。
 もう少し言葉を尽くそう。
 インテリアがすっきりしていた。お皿や器が清潔・上等に思えた、トイレが美しかった。お店の人が実に懇切丁寧に接してくれた。ご主人が、見送りまでしてくれた。気持ちがこもっているなぁ。

 そんな中でも、絶品と思えた品目を三点あげておく。人によって好き好きもあるだろうが、これまでも意外にこういうものに心をうばわれてきた。もともとヒラメやカレイの煮魚が好きだし、スープは飲むのじゃなくて食べると考えてきた。そして、デザートはそれまでの料理を全部白にも黒にも変えてしまう恐ろしい魔力を秘めた食べ物なのだ(笑)。

↓ひたひたスープに蒸したヒラメ
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↓スープ: すっぽんやトリフュ入りの、かみしめるお味。
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↓杏仁豆腐: 絶品。今夜からは他の杏仁豆腐がまがい物に見えてくる。
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京静華、関連ネット記事
☆ 門上武司のおいしいコラム (京 静華)  
☆ 関谷江里の京都暮らし : 岡崎の美しい中華 「京、静華」 2008年12月
☆ いつか・住もう・京都 「京 静華」


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京静華は中央建物二階の右端↑

追伸
 電話は、075-752-8521
 夜だけのようで(2012年1月時点)、コースが8000円だった。贅沢したので三日間ほど絶食する。


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