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2012年1月 9日 (月)

小説木幡記:紺屋の白袴・PC持ち込み可能図書館?

0img_4653 最近は毎年春に、余は学科の大学一年生たちを引率して近所の上等な公共図書館へ行く。全員参加の社会実習だから、この若者達が将来も余の講義を受けるわけではない。情報図書館学や司書職に興味を持つ学生は、だいたい10%内外なのだ。余の授業を受ける者となると、さらにマイナー世界になる。

 いろいろ事情もあって、引率の同僚の先生や上級生達と相談し、事前に受講生を全員集めて「ケータイ、スマホは館内でつかうな」「館内席で化粧するな」「席でおしゃべりするな」~と、まことに気恥ずかしいような注意をこんこんとする。そんな注意は大学生に向かって不要でしょうと高をくくってオルト、大変なことになる(笑)。行事は4月はじめだから、まるで18歳の女子高生と変わらないところもある~。女子中高生といえば、昨年夕方の京阪電車内で、やおらお弁当箱をとりだし食事をはじめた女子学生もおった。だから、今年あたりは図書館でやおらゲーム機をとりだして、奇声をあげながら、静かな公共閲覧席で踊り狂う新種の学生が出てくるかもしれない。
 ともかく、近頃は世代間断絶を深く味わうことが多いのである。

 ところで。
 本論だ。
 いろいろ思うところがあって、公共図書館へPCや研究書を持ち込んで、お勉強したり調査したりしようと思い出したが、はたと迷った。
 まず大学図書館と違って、公共図書館はその府県市町村に住んだり通勤通学していたら、すぐに利用券をだしてもらえて、図書の貸し出しができる。館内利用だけなら、原則自由に出入りできる。

 ところが、PC持ち込み&利用となると、これが実にいろいろあって、館種や市町村の考えによって異なる。なぜそうなのかは、事情は3つ程度あって、旧来の考え方と現代事情とが混じり合っておる。

1.図書館は図書を貸し出すところであって、その場で読書したり独自研究・自習したりするだけの空間もサービスも提供できない、と言う考えがある。
 これはなぜそういう考えがあるかは、省略して、深くある。だから、PC持ち込んでゲームの研究をしたり、ただ単純にネット接続の便宜その他を提供するのは駄目だ、あるいは学生がPC持ち込んで卒論書いたりするのは、大学図書館の仕事だから、公共図書館ではお断りする~という考えが根底にある。
 この考えの妥当性は論議しない。事実、結果としてPC利用制限のある公共図書館は存在する。

2.騒音問題。静かな空間で、だれかが高速でキーボード操作したり、あるいはこっそりYouTube利用などをしだすと、うるさく感じる人がでてくる。これを神経質な利用者となじることは難しい。余のようにとろくさいキー操作だと気になることもすくないが、機関銃みたいに連打されると嫌になる。また、イヤホーンを付けていても、ゲームの効果音やアチョーなどと奇声が漏れ聞こえると、迷惑だ。

3.盗電というか、電源利用問題。これは近頃重量級のスマホでもそうだが、PCは電池が切れるとどうにもならないから、ACを利用したく思う人が多い。古いPCだと小一時間で使えなくなるから、当然とも言える。しかし電気代は図書館といえども無料ではない。全国の図書館や博物館での水光熱費はものすごいものだ。しかし現代公共機関で、冬寒く、夏暑い施設だと人が来なくなり、仕切り直しされて潰される野蛮な都市もある。だからこそPC盗電も許せぬ、という基本的な考え。

 とまあ、いろいろな表にでにくい問題がからんで、公共図書館でのPC利用は制限の多いところがある。


 余は研究室や自宅書斎にいると、回りに食物や飲料やあるいはおもちゃ、あるいは便利屋稼業が忙しくなって、集中出来ないことに気がついた。そろそろ休日くらいは公共図書館を利用して、PCでがんがん論文をものしようと思い出したが、はてさてPC利用は? と紺屋の白袴。実情を知らないことに気がついて、慌ててネットで調べだした。

 宇治市の図書館は分からなかった。気になったので宇治市中央図書館へ出向いたら、成人式が文化ゾーンであって、駐車どころか、自動車が停滞で動かなくなった。途中で抜け出して、行けなかった(笑)。

 京都市は、右京図書館と京都市中央図書館だけが、PCを持ち込み利用可能となっていた。うむ、他は駄目ということだな。

 京都の上、植物園近くにある京都府立総合資料館は、特定部屋だけならPC持ち込み利用が可能だったが、残念ながら、自由に使える130席以上の自習室ではPC利用は禁止されていた。多分、騒音問題だろうかな?

 岡崎の、京都府立図書館は、PC持ち込み利用が可能だが、電源施設は使えないとのことだった。電気代問題かな?(笑)

 ということで、余はこの5カ所を順繰りにそれとなくこっそりと使うことに決めた。余は、見知らぬ司書さん達からちょっと注意をされたりすると、身体が震えて、当分はその施設を利用出来ない神経だから、少しずつ使い回せば、問題も生じないだろう。狎れるときっと、閲覧席でアタリメをかじりながら、独り言をつぶやきながら、キーボードを使い出す。時々不意に居眠りして寝言を言う。そういうクセはときどきなら見逃されても、毎日ならきっとブラックリストに載せられそうだ。週にすこしなら、見逃されるじゃろう。

 いやはや公共図書館を使うにも、なかなか心の準備が必要じゃな。 

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コメント

もう、mmorpgゲームをいちいち手でやるのはやめましょう。
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オートマウスにやらせた時間には他のことをやったりしましょう!
BANされにくいので安心して使えます。
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(www.automouse.jp)

投稿: game bot | 2012年1月12日 (木) 16時31分

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