小説木幡記:遊び道具
なにもかも人生は遊びなのさ~と思い出したのは50代になってからのことなのか。マイナス思考でもないが、どんなにあくせくして、お金をためて、地位がたかまり、人々の間で権勢をふるっても~、死んでしまえばそれで終わり。プラス思考としては、働くことも稼ぐことも上昇志向を成功させることも、みんなゲームと思えば~。熱中できるゲームがなければ他に探せばよいし、なければ造ればよい。と、そんな風に思ってきた。
そこそこ、こざかしくこまめにせこせこといきてきた。
小金もたまらなかったが、バイクや自動車に喜びを見いだし若年時から乗り遊んでおった。
20代後半から30代にかけて、プログラミング言語に熱中し、一ダースほどの言語を自在に操るまで習得した。
歳とってジオラマに精魂かたむけて、下手の横好き、大抵のイメージは形にできた。
日曜作家は20代からせっせと書いておるが、なんとか書き続けられるようになった。
読書は幼少期から好みだった。
最近、電子ブロックに凝り出したが、これは小学生のころからハンダ付けをしてきた御蔭。
なにかしら全部遊び道具、おもちゃに囲まれた人生だなぁ。
若い人達がきまじめに勉強したり、仕事したり、政治家達が大言壮語を吐いたり、警護に囲まれて悦にいった笑顔を見せたり、大学教授が新聞やTVで論争したり、芸人俳優達がかしこそうなセリフをはいていたりすると、~ハルキ猫が可愛らしい様子でにゃごにゃご泣くのと同じことに見えてしまう。
みーんな、じじばばになってやせ衰えて死んでいく。
秋山真之ほどの異才でも、49歳で死んでいく。
悲しいかな。
だからこそ、人生熱心に十分に遊ぼうではないか。それこそ生きている証。
ただし、遊びにも練習がいる、修行がいる、お勉強が必要なのだ。
剣道やサッカーだって、毎日練習している。
生きるために遊ぶのじゃなくて、遊ぶために生きて、こつこつと修行しょうではないか。
ということで、学研自慢の『大人の科学、v32:電子ブロックmini』3990円。これは素晴らしい。昨日の日曜に町で買って、夕方にひもといた。おお、愉しい。
余は数年後に電子システムの権威になるかなぁ~(爆笑)。
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コメント
毒ヘビ注意!
何処かで観た看板だと思えば、今城塚古墳で見かけた看板と違いますかね。内容が、おもろい、毒ヘビでないヘビも気をつけろと書いてありますね。どういう事なんやろか~。
古墳は石室や羨道や葺き石やらで、やたら石が多く、蛇の棲みかになるそうですね。旦那に案内して貰った太秦の古墳も確か、蛇塚古墳でしたね。
早稲田で勉強していた時にマヤの専門家の考古学者が何時も血清を持ってグアテマラに行くと言っていましたのを、思い出します。
投稿: jo | 2011年12月26日 (月) 11時19分
Joさん
すみません。これは石見銀山で撮った写真です。
今城塚にもありましたが、もう少し穏やかな、たしか「マムシ注意」くらいじゃなかったでしょうか?
そういえば蛇塚って、確実に後世の近所の人が、蛇蛇さんに悩まされて命名したのだと思います。
マヤとかアステカだと、毒蛇の毒もえげつないほど怖いでしょうね。血清って噛まれてから打つのか、噛まれる前にうつのか、どっちでしょうか。まだまだ未知の世界が横たわっております。勉強せにゃあかんねぇ。
投稿: Mu→Jo | 2011年12月26日 (月) 11時37分
石見銀山でしたか
そういえば、私も数年前に訪問しました。
血清ですが、学者さんの話では粉末を持って行くそうです。噛まれたら、粉末の血清を利用して注射を打つそうです。
サソリもメキシコや中米には仰山いるので、考古学者は大変みたいです。
投稿: jo | 2011年12月26日 (月) 11時57分
Joさん
われらも血清を調達しないとね。
大型ムカデのいる三上山とか、
毒市長のいる難波宮とか、考古探検は命がけですな。
投稿: Mu→Jo | 2011年12月26日 (月) 12時03分