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2011年12月30日 (金)

小説木幡記:近況と忘却の一年

Smuimg_7027 もう12月も30日になって今年も終わりなので、深夜ふと目覚めて「まとめ記事でもかこうかな」と思ったが、忘却してOru。この何年かのことをよく思い出せないのだ。約20ヶ月前になにやら瀕死の状態で10日間入院して、奇跡的に禁煙が出来たことは未だに思い出すが、それ以外のことはよく覚えておらぬ。ましてこの一年間のなにがいつのことか、おぼろそぼろ。

 というわけでの近況。ごく最近のことならまだ覚えてOru。

1.読書

 昨夜就寝前に、二流小説家を読了した。なにがどうのといいがたい翻訳小説だが、読み応えのあるミステリだった。余にとっては特に、二流作家という売文業のあり方について学ぶことが多かった。またちかごろの反英雄手法、ただの人が充実した働きをする物語についても目がひらいた。なによりもあらゆる手法を上手に取り込んで物語を進めていく方法論にも驚いた。
 要するに、随分上等な小説なのだ。文学論、ミステリ論、ジャンル論、エログロ論、犯罪論、人生論。論と書いたが、これは主人公がいつもあれこれと悩むという程の意味だ。
 主人公の冴えない様子は、自動車も持っていないしタクシーに乗るにもあれこれ悩み、昔の恋人に誘われてもいまひとつ元気にならない。
 かといって駄目男でもなく、けっこうな美少女からは溺愛(笑)され、エロ作家・暴露作家が生業ゆえに「蔑みの目」しか見せなかった者達が、事件の進展とともに自然に彼の能力や誠意に感心していく、……。ああ、ネタバレしたな。主人公は男性だ。
 こんな翻訳読書に2千円程度でありつけるというのは、日本も成熟した文明だな。

2.工作
 少年期がよみがえったのか、この頃は息をするように工作できるようになった。余の少年期(小学生中学年以降~中学校)はカバンにいつもニッパーとドライバーを持っていた。部屋の勉強机には筆立てのかわりにハンダごてがあった。
 要するにいつも工作していた。
 で最近は、圧倒的に鉄道模型関係に比重がかかってOru。たとえば最近もホビースクエア京都で厚手のスタイロフォームを数個買った。大きさは30センチ・36センチ・10センチで、一つ千円程度。
 この分厚さが10センチもあるのが気に入ったわけだ。
 これにキルク模様のシートとか、茶色や緑や砂地のシートをかぶせて、腰のあたりに幅5センチのビニールテープを2色、3色と巻き付けて、ジオラマというかパイク・レイアウトの台座を造る。一応はボンドとか両面テープや鋏作業もあるので一つ仕上げるのに30分程度はかかるが、汚れないので気楽だ。
 この台座にぽんと乗せるものは? 
 半径15センチの16.5mmエンドレスレールを載せて、HO車両を走らせたり、……。
 あるいは同じような半径15センチ程度の9mm幅TOMIXレールで楕円を造って、その中に寺院ジオラマを載せて、さらにDCCのデコーダ付き給電で、標準ID3番の無改造旧来機関車をDP1のJMRI制御で走らせたり、……。
 こういう小手先の小技を駆使しながら、いまだに木幡からシラバスを入力したり、校務メルを返信したりと、なかなかに忙しい(笑)。
 そうそう、さすがにubuntuマシンは葛野から出さないようにしておる。あれで開発専念するほどまだ気力が充実しておらぬ。今はせいぜい汎用Pythonをwinマシンで触る程度なのだ。

3.あれこれ次の平成24年
 そうだね。ここ何年かの記憶はすっぽり無くなってしまったが、これは20ヶ月前に輸血して、余の血がいれかわったせいかな? 
 ところが、そこで、近未来のことはいろいろ考えもあって段取りする気力もあって、結構未来を楽しみにしておる。まず未来と言えば平成24年だな。

 2月には行き先不定不明の長距離JR旅行。
 3月に十年続いた葛野図書倶楽部2001の閉会をする。卒業生達も何人か来てくれるようだ。感無量の十年間だ。まあ、よかろう。はじめがあれば終わりも来るのう。
 8月には相変わらず夏期論文を記すが、今年の予定は2000年頃に4年かけた『豊饒の海/三島由紀夫』を全4巻まとめて調査する。10年前は各巻毎に論して力尽きたから、今回はまとめて一本扱い。
 9月の晩夏旅行は東北古代史。

 企画は、
 日曜作家は平日も2時間程度執筆予定、は未定にして確定にあらず。そうでもしないとシリーズ4の湖底宮が永遠に完成しない。並行してシリーズ5の嵯峨野篇と、次期シリーズの調査、……。なんだかものすごく流行作家みたいに見えるなぁ(爆笑)。
 鉄道模型は図書館列車運行のDCC知能運転システム開発篇。配線もすんだし、準備もすんだし、……。もうそろそろJython記述のプログラミング書法のまとめに入って良かろうか。そういえば最近えらい分厚いPython利用の自然言語処理図書が翻訳されておった。触手が動いたが、重い本なので、当面は書店に預けておくことにした。今度書棚を見てまだ預かったままなら、持って帰ろう。

 と、数えてみても余生企画は二つしかない。
 ああ、三つめがあった。葛野も木幡も部屋を掃除して、整理整頓しなくては。と、だれでもやっている単純なことが余のつまずきの石。かくして、平成23年の12月もくれていく。

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