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2011年12月13日 (火)

足立美術館:島根県安来市

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 島根県安来市にある足立美術館は、横山大観、河井寛次郎らの収蔵品と、庭園の豪華さで知られている。日本画は見ていて気持ちがよいし、河井寛次郎の作品は京都の鍵善本店でよく見かけてきたので、違和感がない。

 庭園は、私が始終嵯峨野や京都市内、奈良の庭園をうろついて写真を撮ってきた世界だが、このたびは中を歩けない硝子張りの庭園、塵一つ無い庭園、無人の庭園という意味でこれまでにない驚きがあった。それはわかりやすさにも通じる。一種人工の極致、CG:コンピュータグラフィックス世界が現実化したような、シュールさもある。私が散歩する庭は大抵世界遺産のような寺社仏閣だが、それらは自然の中に崩れた感じ、よく言えば自然と調和し、本音をいうと自然の中でそこだけちょっと掃除してある、とそんな気安いところが多かった。足立美術館の庭は手を触れてはいけない三次元の絵画、山水画なのだと思った。
 喫茶室の「翠」から珈琲を飲みながら眺める枯山水は、これは一度は体験する値打ちものだと思った。

 日本画については有名所のものが多数あって、私はいまさらながら銀閣寺前に拠点のある橋本関雪の猫や狐が好きなんだと、自覚した。長年この二次元絵画芸術がどうにもよく分からないと思ってきたが、山水画や猫画は自分でも欲しくなった(笑)。

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参考
 足立美術館: Adachi Museum of Art

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