小説木幡記:ベッドの隅に光る物
ベッドにねっころがってiPad電読をしていたら、服をきたままうたた寝してしまった。時間を見ると30分ほど熟睡に入ったようだ。足下がなんか涼しい。靴下が片方なくなっていた。ベッドの脇や布団カバーの間を探したが、見つからなかった。
しばらく熟考した(こういうことにも熟考するのが、インテリと言う)。
はたと手を打って、懐中電灯を手にした。ベッドは壁面に沿っておいてあるから、隙間がある。そこを照らした。あった! そしてきらりと光る物も見えた。まっさらのピンセット(ジオラマ工作用)だった!
と言うわけで、余の人生は、金正日が死のうが、橋下が都長になろうが、学生達がバトルを繰り広げようが、ハルキ猫がニャゴニャゴと「外へだせ」鳴動を繰り返そうが、まるで関係なく、ベッドの下の靴下やピンセット発見に、狂喜乱舞しておる。
げに。
人生の実相とはここにあった。喝!!!
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