小説木幡記:読書前の楽しみ
余は一応、自分が読む分には、図書の目利きと思っておる。大抵は自分で選んだ本は、自分で気に入って居る。もしそうでないときは、無意識に棄てたり速攻でブックオフに持ち込み、さらにそういう記憶は自然に抹消されるから、依然として余は目利きのままである。
ということで余は最近まとめて図書を買った。未読である(笑)。未読なのに紹介するというのが、博打打ち的性分というか、邪魔くさがりというか(いずれ紹介する運命ならば、読書のようなウザイことをする前に、あっさりざっくり「この本、佳いよ」と言う)、今夜まとめて記しておく。年齢とともに人は短気、イラチになるようだ。
北森さんのは著者の絶筆を浅野さんという方が引き継いで完成したもののようだ。なかなかに興味深い。
笠井さんのは、これは何年ぶりになろうか~、要するにミステリィが華やかだった時代、余が耽溺したシリーズなのだ。吸血鬼とフロイドかユングかはしらぬが、心の闇をあつかうなんで、古典的でわくわくするぞ。
アンドロイドが羊の夢をみるわけじゃなくて、スマホでゲームを造るCD本だな。どうせどうせ手が落ちて目が霞んでいるのだから、ゲームを造るのも遊ぶのも明後日のことだが、それでもちゃんと買っておく。いつか、そう、いつの日か余もゲームを造っておるじゃ労。
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