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2011年10月23日 (日)

小説木幡記:雑記帳

Mudsc_00451.ヘリコプター
 このごろおもちゃ屋さんによると、模型の電動ヘリコプターが沢山売られている。室内用、室外用とあって、とくに数千円の室内用は赤外線を使って操縦するから、室外だと紫外線の影響があって、飛ばせないと書いてあった。

 欲しいなと思ったのは、1万2千円ほどで、空からビデオや写真を写せるという、昔余が夢に見たラジコンヘリだった。借金するほどの価格でもないので、何度も、「では一つ買いましょうか」と思ったが、なにかしら思いとどまった。事情は、1万2千円もあれば、ガソリン代が2~3回分浮き、あるいは昼食代を20日分ほどこなせるというせこい貧相な考えからだが、~実は、「そんなもの、空から写してなんになる」というまことに現実的諦観によるものだった。

 人の家など不法に撮せば問題も生じるし、禁中・天皇陵を撮して公開したら逮捕されそうだし(笑)、それは実に現実的老成した正しい判断とはおもいながらも、心の一部では「余も、おもろいことをするだけの元気がなくなったなぁ。つまらぬ」という思いだった。

 しばらくおもちゃ屋には顔を出さないでおこう。
 なんとなく、今度こそ、もし立ち寄ったなら両手に抱えて持ち帰っているような悪い予感がする、のう。

2.タイムマシンと光速
 そのうち猿でもわかる漫画解説本がでるだろうから、それまで量子科学について放送大学へ入学するようなことはしないし、わざわざ受験勉強をして理学部へ入学する気も起こらぬが、それにしては近頃ニュートリノとかいうものが光より速いという噂をきき、それだけなら「それがどうした」で、すませていただろうが、なにやら、もしも光よりも速いものがあると、時間をさかのぼることになるから、タイムマシンが理論上できあがるという、とんでもない噂を耳にして、震えがでた。

 まさか、一部みて感動したドラマ「仁仁:じんじん」のように江戸時代にもどって、坂本龍馬にであったり、ペストを治したり~それは嘘の話だろうが、今回もし、もしも生きている間にタイムマシンができたら、どうしましょうと、本当に悩み出した。

 疑問1:光速より速いかどうかはどうでもよろし。なぜ光速より速いとタイムマシンができるのか?
 疑問2:もしタイムマシンができたら、不死を得る可能性もある。これは困ったことだな。余のエイリアスというか、身代わりが方々の時代に生きることになる。その考えは、すべてが等価なエイリアス(仮象・身代わり)であり、実体というものはどこにもなくなる。各々が自分を実体と思い込んでいるにすぎない、そんな世界が普通になる。
 こわいな。
 疑問3:余の存命中にタイムマシンができるかどうか。あはは、気の早い。無理だね。

3.相変わらずの古代史
 最近、森浩一『天皇陵古墳への招待』(筑摩選書)を買って半分ほど読んだ。傑作だな。特に、世界遺産が話題になっている仁徳天皇陵についての、森先生のお考えがわかりやすく丁寧に書いてあって、ふむふむと思った。森先生は、大山古墳と呼ぶことの正しさを唱えてきて先生だ。

 論中、明治時代に三重壕を造ったというところに、物事の見方の自由さが大切と思った。現代の仁徳天皇陵は壮麗な三重壕だが、その現況と原型とは異なる事。こういうことをキチンとする人が学者なのだろう。
 なお、余はそれでも仁徳天皇陵と呼んでおく。(それでは、森浩一先生を理解していない、とはおっしゃるな。人には事情があってな)。

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