小説木幡記:ゆで卵のコロンブス
今朝はタマゴ日和なのでゆで卵を造って一個食した。実に美味いが、こればっかりは一日おきにしておる。生来タマゴ好きなのだが、ここ十数年のなにかと中性脂肪数値からみて、一日おきに一個のゆでタマゴと決めて居る。
~
結構ルールは破るほうなのに、自分で決めたことは守ることが多く、ラーメンは一週間に1回以上食べぬとか、ゆでタマゴは一日置きに一個とか~普通の国道は何が何でも時速60キロ以内に収めるとか、授業日は午前7時までに葛野入室とか~自分で決めると守れる。人に強いられると、1割程度しか守れない。
さて。
ゆでタマゴ。
これを美味しくいただく方法を知ったのは、ここ二年ほどのことだ。それまでは、タマゴによっては不味く思えたり、なによりも、殻がうまくむけずに、嫌な思いがした。
そうだ。
それから思うと、花屋町通りのほそかわラーメンゆで卵は絶品だね。外れがなかった。すぱすぱと皮がむけて、口にふくむと、これぞゆでタマゴの味がした。冷えているのもよい。他のラーメン屋では、めったに食べぬが、50円~100円もするのに、ゆで卵は大抵失敗する。要するに、ほそかわラーメン店以外の人は、ゆでタマゴの作り方をもっと勉強しないといかぬなぁ~。
~
さて、余が二年ほど前に、ゆで卵で開眼したのは、NHKためして合点番組でのことだった。そこで学んだことは多かったが、このゆでタマゴ造りだけは未来永劫、生ある限り忘れず、一日置きにその製法通りにゆで卵を造るであろう。
と。
ここで、記事を止めるつもりだったが、それでは読者にストレスがたまるだろうから、メモしておこう。もちろん、ためしてガッテン関係者は良い顔をせぬだろうが、まあ、仕方ない。
1.タマゴの丸い方を下にして、コツンとたたいて、若干殻にひびを入れる。
2.沸騰したら火をとめて、数分余熱を当てる。
3.冷水に入れて、完了。
ゆで時間を計る必要もない。冷水もやけどするから冷やすだけのこと。コツは1にある。これこそが、秘伝ゆでタマゴ造りの、最深奥である。
皮はすぱすぱむけて、味わいは豊潤。ゆで卵の王者となる。
なお、この話は以前にも書いたが、今朝もあまりの美味さに感動して、またしてもゆでタマゴ一筆啓上、也。
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コメント
茹で卵
テレビ番組観ました。私も試してガッテン方式で料理しています。
私の場合は包丁のカドで丸い方の卵の底に小さな穴を開け、熱湯に8分間茹でます。茹で終わると氷水か面倒だと水に漬けます。
ラーメンに入れる時はスーパーで貰う小さなビニールの袋に入れ麺つゆを少し入れてきつく縛り冷蔵庫に保管です。
昨夜も息子が深夜に帰宅すると言うのでラーメン用の半熟茹で卵を上記の方法で作りました。
投稿: jo | 2011年10月 1日 (土) 11時12分
Joさん
包丁のカドでタマゴにヒビを入れるのは、難しいだろうな。
それから、熱湯8分間とかいうのが、昔風で、わかりずらい(笑)
要は沸騰したら止めて、あとはどこまで湯につけておくかで、余熱が黄身を柔らかくも硬くも調整するからな。
それにしても、氷水とはまた丁寧な。
~
つまりJo氏の手にかかると、どのような素材も高級調理によって変身せざるをえないようです。タマゴといえども、高貴な人のものになってしまいますね。
で、大問題。
ゆで卵には何を調味とするか。
もちろん、Joさんお得意の味付けゆで卵は別にして、すっぴんの。
まず塩、で、マヨネーズ、からし醤油、タルタルソース、他にあるかな。まさかのオリーブオイル。
塩が定番でしょうな。
(ケチャップとかはおらんでしょうな)
~
おでんの煮汁(ありえますな)。
バター(健康に悪いな)
ウスターソース(あり得るな)
とんかつソースや醤油(うわぁ~)
砂糖など甘味(もう、化け物!)
~
というわけで、ゆで卵は何を調味とするのか。大問題です。
投稿: Mu→JOさん | 2011年10月 1日 (土) 21時55分