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2011年10月 2日 (日)

NHK江(38)最強の乳母:苦労人同士の確執

承前:NHK江(37)千姫の婚礼:伏見から当時を偲ぶ

 江さんも少女期、苦労しましたが、今夜の福さん(のちのお局さん総代:春日局)も、逆賊明智光秀一統の家老・斉藤利三の娘として、そしてまた関ヶ原寝返り筆頭小早川秀秋一統の家老・稲葉正成の妻として、26歳のこの日までへこたれそうな人生でした。

 しかし苦労人名を借りて、人の赤子をさらう鬼子母神じみて見えました。福を演じている女優さん(富田靖子)の演技が上手すぎるのか、目がすわって怖かったです。とくに江にむかって、

 福「私は、父を磔にした豊臣を許せない」
 江「娘の千姫が嫁ぎ、姉が豊臣にいると、知ってのことか?」
 福「そういえば、お方様は、豊臣の養女でしたね、……」

 いやぁ、怖かったです。ドラマでは安易に女同士の戦が始まるというてましたが、私はそういうことじゃなくて、祟りが始まる、という怖さが強かったですね。それに江の義父(家康)が福に味方しているのですから、なんともはや、江が気の毒になりました。一説に、家康と福とは仲がよすぎたようなので、嫁の江に勝ち目はなさそうです。家康は後家さんがお好きだったようで、なんともはや~。

 さて、秀忠将軍職の受諾ですが、江の「太平の世」という背中押しで、秀忠が納得したようでした。たしかに、秀吉亡き後、さらに石田三成が敗れてからは、豊臣には実力の家臣団がいませんから、秀頼が成人しても天下が麻のごとく乱れるのは目に見えております。残酷な歴史ですが、付き従う全国の武士達も、家康の経験の前には頭を下げざるを得ません。

 というわけで、ますます辛くなりますね。

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