小説木幡記:九月になれば
余の性癖か人の性癖か、分からぬ処だが、常に今このときの現実を通りこして、「夏休みが来れば」「給料日になれば」「秋になれば」「正月になれば」「来年こそは」と、決着の先延ばしとか逃げを未来に置いてしまう。本当は春休みまで待たずとも、今このときを愉しめるのだが。給料日や年金支給日が来なくても、我慢は我慢、衝動は衝動ですませてきたのだが。
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ということで今朝は一日(注:昔のクセで、ツイタチとは呼ばず、イッピとつぶやく)、九月になった。といえば初秋、晩夏、残暑、台風の季節といえる。小中高校までは、たしか学校が始まる月で、大学生の頃には「まだまだ~」と、ゆとりがあった。お堅い仕事(笑)についていたころは、「そろそろ、夏期休暇を消化しないと」と、思う月だった。
で、現在は?
ありとあらゆる校務宿題責務を「夏休みになれば」と、つけ回したせいか、肝心の夏休みあけは、締め切りだらけになって、あとしばらくで宿題提出日が連続してくる。
と、そんな話を続けていても、おもしろく無い。
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☆アンドロイド・auスマートフォーン
最近漸くスマホを触りだした。これまでは他の細かな事が多すぎて、自分の手元のスマホですらまるで他人の電話機のような、疎外感を持って居った。
で今の感想は、au携帯とは随分異なるものだと気付いた。auスマホ(アクオス)は、つまりは、携帯コンピュータそのものなのだ。
PCに電話機能が付いたものだ。
きっかけは、夏期論文執筆の第2の山場をすぎてほっとしたことと、その前に思うところあって、8GbほどのマイクロSDや、アクオス外殻を入手したこと。前者はワンセグや動画保存用に、後者は人もすなるスマホケースを、余も試したかったわけだ。
このきっかけ物をさわっているまに、漸く、アンドロイド・アプリ百選なんかのムックを買って、読み出したら止まらなくなった。いやはや、もうWindows7も真っ青になりそうなアプリが無料でがんがん使えるようになっておる。余の中、ものすごい変化じゃ。
余もようやく世間に溶け込みだしたようじゃ(笑)。
ところで、アンドロイドOSが、じつはLinux上で動いて居るって、しっとるけぇ~。
☆DCC:ディジタル・コマンド・コントロール
鉄道模型の電子制御をずっと考えてきたが、「図書館列車物語」を自由自在に紡ぎ出すほどの列車自動運行・人工知能制御の成果はまだない。
この世界は随分マイナーだと思った。
その中でも、比較的満足している現実はいくつかある。
1.葛野では2003年頃の古いiMacに、数年前の中古程度のMacOSXを載せて、最新のJMRI(v2.12)を載せて触って居る。この一昔前のiMacが実に役だって居るところに、余の自足がある。
2.KATOのHO用レールはいろいろ不満もあるが、それでも半径43センチを使いこなして重宝しておる。で、このことでポイントのDCC化に最良の方式を得た。要するに、半径49センチ用の手動ポイント(左右)に、KATOのDCCポイントマシンを付けるのが、一番わかりやすく、工作も楽だと気付いた。リード線を2本、ネジ止めするだけで完了。ハンダもニッパーもなにもいらない、手も汚れない。どうしてこういう気楽な方法をKATOやDCC愛好家はもっと宣伝しないのだろうか(邪笑:いまや、DCCを気楽にあつかうことは、マニアの沽券にかかわることなのか)
3.動力車両のDCC化は、以前も書いたが、HOタイプ車両が一番気楽だ。KATOの出す動力車はたいてい、8ピン・デコーダなら、差し込むだけで完了。で、バックマンの廉価な動力車はDCC付きだが、これだとなにもしなくても制御できる。というか、車両アドレスだけは変更した方が良いが(通常は3)、このアドレス変更がKATOのDCC基本セットでは出来ない(パラメタ変更での、十進か16進の問題)。これは、永末さんのDP1&DPXであっけなく変更できる(笑)。
4.というわけで、JMRI画面上に、4車両くらいのスロットルGUIを同時に表示し、ついでに転轍機(ポイントだな)表をみながら、古代iMacのマウスを操作すれば、一人で数両の動力車やポイントを自由自在に扱える。これは快楽だ!
5.課題。車両センサーとして、BDL168&RX4を入手したが、ワイヤーだらけのお化けになりそうなので、まだ執行を躊躇しておる。電子工作の得意な人のネット記事をながめると、この大量のワイヤーを実に上手に処理しているのでほれぼれするが、余がやると完全なスパゲッティ状態になりそうだ。そういえばPC自作の最後の難関は、ワイヤー処理だった。そうそう、ロボットも大量のサーボモータ結線をどうするかが問題じゃった。電線問題は根が深い。
☆読書、古代史、その他
もう、疲れたのでまた後日。
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