« 小説木幡記:歩く人 | トップページ | 小説木幡記:いささか世間が狭い »

2011年9月25日 (日)

NHK江(37)千姫の婚礼:伏見から当時を偲ぶ

承前:NHK江(36)男の覚悟:覚悟と言っても

 今夜もあまり書くことは出来ませが。
 茶々、初、江の三人が、江(と秀忠)の娘・千姫の、豊臣秀頼との婚礼で、大坂城に集まってよかったです。ドラマではなんと江が大阪(伏見?)でまたしても(笑)女児を産み、この娘さんは姉の京極初の養女となりました。なにやらドラマのような現実です。江は、秀忠の許しを得て、身重でしたが、千姫の輿入れに付き添ってきたわけです。

 書くことはないのですが、おもしろく見ました。
 そして、以前と同じ想いをしたのです。
 要するに、当時の男達はまるでゲームか博打のように戦争をし、組んだり離れたりして、ときどきは質札や証文みたいに娘を他家に嫁がせ、あるいは息子を人質に差し出して、家の安泰を計ったわけです。
 言葉の通り、弱肉強食世界ですから、生殺与奪の権力を持つ敵達の間をすり抜けて行くには、命がけのゲーム、博打を勝ち抜かざるをえません。しかしそこにある程度、主体性があって、なんとなく勝敗はしかたないとあきらめがつくところもあるでしょうね。

 しかし一方、質草扱いされる「女」達は、父や家から勝手に婚家を決められて、知らない間に親と切り離されて、娘が生まれるとまた勝手に道具にされる~。
 なにか、人の都合でいいように扱われるわけです。
 今夜も三姉妹が出会った大坂城の一刻は、見ていて本当に「よかったなぁ」と、思わせるところがありました。勿論、このあとは、徳川と豊臣が最後の覇権争いに突入し、おそらく三姉妹が会うこともなく、茶々(淀君)は大坂城を枕にして、炎上するわけです。妹の江も、初も、辛いことでしょう。

 というわけで、現実の京都や宇治の秋風とともに、ドラマも佳境となり、それぞれが悲しい運命をむかえるのですから、あんまり筆がすすまないというわけです。
 (江は勝ち組ですが、実姉が夫や義父によって滅ぼされるのをみるのは、いい気持ちじゃないと思いますよ)

参考
 伏見城下の大手筋に、今夜紹介された御香宮さんがあって、私の散歩道なのでこれまで記事をいろいろ書いておりました。境内に東照宮(家康)と豊国社(秀吉)がともにあるというのも、不思議な話です。お庭は小堀遠州作庭とかいいますし、お水は伏見名水で、境内には旧伏見城の石垣もごろごろしています。今は近所のあちこちで花笠祭りの準備が進んでいて、秋の夕方になると、何日間も人だかりで一杯になって、自動車も社頭を通れなくなります。
 
 桜のおわり:2009/04/11(土)伏見港・弁財天長建寺桜と御香宮桜
 0501120・ごこうのみや;ごこうぐう:表から見た御香宮
 ごこうのみや;ごこうぐう:裏から見た御香宮


大きな地図で見る

|

« 小説木幡記:歩く人 | トップページ | 小説木幡記:いささか世間が狭い »

NHK江」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: NHK江(37)千姫の婚礼:伏見から当時を偲ぶ:

» NHK江(38)最強の乳母:苦労人同士の確執 [MuBlog]
承前:NHK江(37)千姫の婚礼:伏見から当時を偲ぶ  江さんも少女期、苦労しましたが、今夜の福さん(のちのお局さん総代:春日局)も、逆賊明智光秀一統の家老・斉藤利三の娘として、そしてまた関ヶ原寝返り筆頭小早川秀秋一統の家老・稲葉正成の妻として、26歳のこの日までへこたれそうな人生でした。  しかし苦労人名を借りて、人の赤子をさらう鬼子母神じみて見えました。福を演じている女優さん(富田靖子)の演技... [続きを読む]

受信: 2011年10月 2日 (日) 20時29分

« 小説木幡記:歩く人 | トップページ | 小説木幡記:いささか世間が狭い »