NHK江(31)秀吉死す:醍醐の櫻、難波の夢
豊臣秀吉が生まれたのは1536年頃で、亡くなったのが慶長三年(1598)ですから、満年齢だと61~62歳くらいの生涯でした。信長や芭蕉が49歳、人生50年の世界ですから、長生きされたといえるでしょう。本当に、日本史に完全な刻印を残すほどに波瀾万丈の生涯でした。信長、秀吉、家康の三人をながめてみますと、一番ど派手な人生だったと思えます。人生そのもの、お金も女性も芸術も、どれもかも後世に伝説として残るような黄金色の生涯でした。
少しだけ振り返っておきます。
1536年頃 誕生
1561年 ねねさんと結婚(秀吉25歳)
1573年 近江の長浜城主 37歳
1582年 本能時の変で織田信長死亡(秀吉46歳)天正10年
1583年 大坂城築城
1586年 太政大臣 秀吉50歳
1591年 太閤 秀吉55歳
1598年 伏見城で死亡
1600年 関ヶ原の戦い
亡くなられたのは京都伏見城でした。このころ大坂城には淀君と秀頼とが居たのでしょうか。
今春は醍醐寺へ花見に行きましたが、伏見城と醍醐寺とは直線距離で4Kmですから指呼の近さです。
辞世と言われている、難波の事もゆめの又ゆめ、は以前から好ましく思ってきました。秀吉の生涯を考えて見れば、ぴったりします。大坂城を難波に造ったのが一代の壮挙だったのではないでしょうか。
そうでした、秀吉役の岸谷五朗さんですが、ずっと気に入っておりました。特に、若い頃と晩年とが人格変換をくっきりと演じておられて、感心でした。秀吉の「物狂い」を演じるのが、青年期から一貫していたのはすごいことです。
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↑醍醐寺
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