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2011年7月 3日 (日)

小説木幡記:日録

Mudsc00021 土曜日は、島田荘司さんの『追憶のカシュガル』を読了、なかなか優れた中編集であった。日曜日は極早朝(5時出発)から大原の里の駅・朝市に行った、盛況ぶりにおどろいた。写真を数枚とっておいたので、後日にまた。

 先ほど、夕方鑑賞予定のNHK江のホームページを事前に眺めたが、ふむふむ、脚本を書くのも大変な難行苦行と思った。今夜はともかく利休さんが切腹し、関白秀次が生まれ、江は再婚するらしい。大河ドラマはたしかに50回近くの長丁場だが、それにしても、主人公の誕生から死までずっと描く縛りは、みていて時々しんどくなる。江さんの場合なら、今の長浜市で誕生し、信長と対面して、茶々と一緒に大坂城に入り、とそこまでを1月中に終わらせて、2月から最終までは、江戸開府時から徳川三代将軍家光の就任までをぐっと、濃密に描いても良かった脳。どれほど面白くても、秀吉や利休時代を延々と描く必要はないと思うが、どうじゃ労農。今後、大河ドラマ脚本枠組みを再構築した方が良かろう。いや、清盛の若い頃、昇殿前をるる描くのは、これは必要じゃ。つまり、場合による。

 このごろGゲージというものに興味を持ちだした。線路幅45mmで、機関車や列車がキログラム単位の大型模型である。これだと、天井を取って、中にレファレンス・カウンターや、書棚、閲覧席をボール紙やアクリルで、それなりに設置でき、わかりやすい田舎・図書館列車ができあがる。たとえば、書棚だと、書斎や研究室の書棚を丁寧にデジカメし、それを縮小して印刷し、貼り込む。現実感はぐっと高まる。ちなみにGゲージの一般的な縮尺は、大体1/20~1/24相当なので、4mの天井高なら、20cm~17cmと、親指幅高ほどのNゲージ(縮尺1/150~1/160)に比べると、巨大である。欠点は場所を取るのと、自作しないと高額になることだろうな。木製車両の場合、これからは指物師(さしものし)の職業学校に行く必要がある。余生もなかなかにせわしない。(森氏のG) 


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