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2011年7月 5日 (火)

小説木幡記:動物と人間

Ndl20000726 NHKの動物番組をみることがある。アフリカの大草原でライオンなどの肉食獣と、餌になるシマウマなどの草食獣との日常を画面から遠望する。ライオンは毎日狩りをするわけでもないようだ。大抵寝ておる。それと、狩りをするのは牝だな。シマウマなどは群れをなして生きている。不思議なことに、ライオンもシマウマも、服も着ていないし武器を携行してもいない。

 かれらには自動車も家もない。
 ただ草原に寝そべったり、草をはんでおる。
 クーラーもない。ただし時々日陰や水辺をうろつくことがあり、これが外界への対処だとわかる。

 人間は不自由なところが多い。毎日2~3食必要だし、大抵服をきて冷暖房のある家に住まい、税金も払い、子供の内は学校に通い、成年になると会社へ通う。死ぬ年齢になっても、大量の投薬をされたり、胃にチューブを差し込まれて無理矢理食を取らされる。

 ライオンやシマウマや人間は、肉食・草食・雑食という違いはあるが、脊椎動物・ほ乳類ということでは変わりがない。爪ものびるし毛ものびる。垢もでるし空腹にもなる。その点では同じだな。
 人はどこかで服を着だしたり、家に住んだり、原子爆弾や原子炉を造りだした。

 そうそう、死んでしまえば、灰であれなんであれ、みんな大地に溶けてしまう。それは人も獣も同じだ。
 考えると、不思議な光景だ、人々の姿。

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