小説木幡記:一応の評価と真実
真実がどこにあるのかはよく知らぬ。知ろうとすれば人生を賭けるほどに勉強したり調査したり哲学したりする必要が生じるだろうから、……。それよりもおっとりと湯船につかっておる方がよい。
さて。
~
日本で一応の名が通った大企業は、戦後~現在にかけて、一応の成功を果たしてきた。この指標は「儲けた」という比較的明確なもので計れる。
日本の官僚も一応の成功を収めてきた。狭い国土に密集した日本国民をともかく飢えさせずに、戦争も起こさずに、なんとかかんとか官僚主導の道を突き進み、汚職騒ぎとか、やらずぼったくり行政とまではなじられず、やって来た。(年金問題ではネコババ騒動があったなぁ)
~
政治が失敗した。
子供大臣達が子供の屁理屈をこねまわし、日本を泥の子供王国に、たった2年で変えてしまった。子供は純真らしいが野放図な狡さと、自分のことしか見ない自己中だとは、まともな大人なら分かっているはずだ。しかし2年前に子供王国建設に選挙で力を貸したのも、今の成人男女だったのだ。ツケは常にはらわなければならない。
そして。
一番の悲劇は、次の首相も次の政党も見あたらないことだな。こういう状況になると、歴史は、身売りを考え出す。要するに、自分達でやっていけなくなると、大国に心身を投げ出すわけだ。日本は中国か米国の属州になる可能性がある。なにしろ、自分達で国を統治出来ない状態になってしまい、「次」が全く見あたらないのだから。
しかしな。
中国だと、現在走っている東海道や九州「新幹線」に乗るのは命がけ、水杯(みずさかずき)をかわしての乗車状態になるし、税金逃れに税金以上の付け届けが必要になるしな。太平洋を挟んだ米国だと、アメリカ英語が国語になるだろうし、マクドとケンタとスタバしかなくなるし~。市民も刑事もやたらとピストルをぶっ放すし~ああそうだ、あそこは徴兵制の国だったな。覚醒剤や麻薬は安くなるだろう(邪笑)。
ともかく、住みにく左派(さは)、さらに進むなぁ。
諸君、長生きはするものじゃない、ぞ。
| 固定リンク
「小説木幡記」カテゴリの記事
- 小説木幡記:楠木正成のこと(2013.06.07)
- 小説木幡記:腰痛と信長(2013.05.28)
この記事へのコメントは終了しました。
コメント