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2011年5月14日 (土)

六角堂:京都のへそ:私の京都

承前:銀閣寺の初夏雨:私の京都

<六角堂の羅漢さん>
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↑京都・六角堂御幸桜(みゆきさくら)の下におられる十六羅漢さん達

 京都のへそにあたる六角堂は、親鸞聖人の参籠や、時代小説で京都の往時が描かれるとよく顔を出すお寺です。正式名称は、紫雲山・頂法寺で、聖徳太子さまの創建との由来がありますから、6~7世紀の話です。さらに、後述へそ石の由来は平安遷都の桓武天皇さんですから、8世紀です。ともかく古い古い時代のことです。とは言っても、この北側には華道池坊の現代的な関係施設があります。見た目には寺境内(古拙)と池坊(現代)とが一体化していて、違和感はなかったです。

 さて、この羅漢さんの表情が気に入りました。
 御幸桜という、これも伝来が花山院さんの行幸時ですから10~11世紀の、今から千年も昔のことです。この桜が京都の観桜家には評判の華麗さなのです。一度はその満開時に訪れたいと思っているのですが、まだカメラを向けたことはありません。早咲きで3月下旬が見頃と聞きますが、色がピンクから徐々に変化していくようですから、咲き始めから終わりまで長く愉しめそうです。
 十六羅漢さんはこの桜の下の岩場にたたずんでおられます。水と岩と羅漢が重なってこれだけでも興の深いものですが、さらに枝垂れ桜が満開になると、それはすばらしいものと想像できます。

<六角堂へそ石中心考>
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↑京都のへそ石、つまり中心らしいです。由来は桓武天皇時代!

 理屈の上で考えると、桓武さんの平安京時代なら京都の中心は大極殿と羅城門を結んだ朱雀大路の真ん中あたりと思えるのですが、この六角堂は烏丸六角あたりですから、朱雀大路に該当する南北の千本通とは、だいぶ東にずれています。ところが、感覚的には現代の京都市の真ん中、へそといっておかしくはないのです。だから、調べないと分かりませんが、京都市の中心「へそ」という伝承は、比較的新しいものだと想像できます。ちなみに、秀吉の定めた洛中洛外の境界「お土居」で、洛中とは東西が西大路通~鴨川ですから、この「お土居」から見ても、中心ではないでしょう。秀吉時代なら、堀川通が南北の中心線になります。

 ま、よろしい。私は、幼児期からここのへそ石の話は聞いていたので、やはり京都の中心は六角堂だと思っております。現代人が京都を地図で眺めると、大抵は北の京都御苑と、南の京都駅を南北の中心線におもいますから、その烏丸通を目で追うと、真ん中あたりに六角堂があって、めでたく「京都の中心、へそ石」となるわけです(でしょうね?)。

まとめ
 この日の万歩計は、9375歩で、三時間にしては歩いた方です。
 「京阪特急二階」四条京阪<西向>→ジュンク堂書店→大丸六階鉄道模型→<北上>六角堂→<東向き>紀伊國屋書店→三条京阪「京阪特急一階」
 四条京阪をおりてすぐ、四条小橋のおどろおどろしい看板(巨◎専科?)横のラーメン屋で、チャーシュー麺900円、大丸下西のイノダでアイス珈琲500円。
 ジュンク堂では、いろいろ買った。
   村田エフェンディ滞土録/梨木香歩.角川文庫 500円
   京都「地理・地名・地図」の謎/森谷剋久.実業之日本社 800円
   ヤマト古代祭祀の謎/小川光三.学生社、2008年 2520円
 買い忘れて、紀伊國屋で追加。
   追憶のカシュガル/島田荘司.新潮社、2011年 1575円

 合計すると、飲食に1400円、図書に5395円、電車往復に600円。総合計は7395円。男子が一旦外に出ると、万歩の間に7000円消費することになる。図書費を余剰とすると、2000円かかる。いやしかしそのときはきっとNゲージ機関車を6000円くらい買っておるでしょう。生とはなかなか大変ですが、満足度は極めて高い。六角堂の桜の下の地蔵さんがことのほか気に入りました。桜季節に、こんどこそ行ってみましょう。そうそう、近所の魚専科店もなかなか、よろしいようでぇ。

六角堂_6231
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六角堂_6235 へそ石由来
六角堂_6237 へそ石
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六角堂_6249 あんじ


大きな地図で見る

参考
 紫雲山頂法寺六角堂:聖徳太子創建、いけばな発祥の地
 居酒屋 あんじ 烏丸六角店
  (注:六角堂とは無関係と思いますが(笑)、近所に魚のおいしそうな看板と店があったのでメモしておきます)

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