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2011年5月17日 (火)

小説木幡記:猫咬み

Aopimg_3860 猫を咬む話ではない。そういえば~、余は昔にマタリン君の頭をがぶりと噛んで、マタ君におびえられたこともあった~、でハルキ猫君の話だ。
 彼は要求するときは、余の足甲を甘噛みする。捨て置くと、さらに咬む。さらに邪魔くさい顔をすると、がぶりと咬み込んでくる。こりゃ、犬じゃ。そこで考えた。猫君は一般にひっかくものであって、咬むものではない。少年時代の余のおしりにがぶりと噛みついたのは、近所の犬だった。その犬を散歩させていた老婆は、町でも噂の偏屈変人だった。……。
 しかるに、余の家の次男、ハルキ猫は噛みついてくる。立ち居振る舞いもいかにも犬らしい猫君だと、明瞭に理解した。
 おわり。


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