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2011年5月22日 (日)

NHK江(19)初の縁談:信長の姪というブランド

承前:NHK江(18)恋しくて:九州薩摩の島津・近江高島の京極

 茶々、初、江の三姉妹は確かに美貌姉妹だったのでしょうが、当時の社会通念からすると「美貌」だけでは良い縁組みを得られないのだと思います。そこに、近江の名将・浅井長政の娘であったことにあわせて、母のお市をとおして織田信長の姪であったことが、三姉妹に幻想的なまでのブランド力を持たせたのでしょう。尾張の小大名が上洛を果たし、ほぼ全国制覇を成し遂げ、精神的には新時代を呼び起こした信長とは、実に歴史上燦然と輝く名将でありました。茶々や初や江は、その織田信長と濃い血縁を持った三姉妹だったわけです。

 さて、京極家は室町時代を通して、名門近江源氏の出だったわけです。足利尊氏時代には婆娑羅・佐々木道誉(京極高氏)という超有名人がおりました。北方謙三さんの小説で『道誉なり』があって、痛快でした。~今夜、初が恋い焦がれた京極高次はその子孫にあたります。

 さて。
 超絶ブランド三姉妹は、歴史的には、長姉の茶々が秀吉の子を産み、次姉の初は名門京極家に嫁入りし、そして三の姫「江」は徳川秀忠、つまり跡取りの嫁になるわけです。豊臣家はその後徳川によって滅ぼされましたから、子孫係累は無いようです(一説では、プリンセス・トヨトミが今も大坂城近辺に住んでいるという考証もありますが、不明→万城目説。小説や映画で話題になりました)。京極家も徳川家も明治、現代に続いています。名門の条件は、ある一定時間、その係累が公的に明瞭なのだと思います。もとをたどれば皆同じ原始人ですが、数百年もきっちり系図があって、公的に認知される「家」は、名門なのです。

 今夜のドラマは、初の嫁入りと、茶々・秀吉の関係が話題でした。
 茶々が、若い側室と戯れる秀吉の頬をひっぱたいたのは、実によき演出でしたなぁ(笑)。
 しかし、このあたり数回は、どうにもMuBlogでは書きようがないです。MuBlogはイクサになると筆がさえてくるのですが、~。しばらくは休眠ですなぁ。(事例:川中島などのドラマは、よく描き込んでおりまする

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» 江 -姫たちの戦国- 第19回「初の縁談」 [あしたまにあーな]
浅井三姉妹の恋物語第2弾、前回は茶々でしたが今回は初です。これで一通り三姉妹全部に恋バナが展開されることとなりました。この時代の結婚は政略結婚が一般的であり、そおういった流れをおしとめ自分の好きな人と結婚できるという今では当たり前になっていることがなかなかできない時代でした。その時代にあって、初は京極高次のことが好きになり、自分が好きだったお菓子も高次が嫌いだというので控えるほど。 それでも、どうせ結婚できないだろうという思いから高次に冷たく当たってしまったりします。このあたりのドキドキ感は、初とい... [続きを読む]

受信: 2011年5月22日 (日) 23時17分

» NHK江(20)茶々の恋:人のこころごころ [MuBlog]
承前:NHK江(19)初の縁談:信長の姪というブランド  たしかにここ一ヶ月は茶々と秀吉との複雑な関係が続き、感想文も満足に書けない状態でした。幼少より私は鈍いところがあって、大体人のこころ、特に女性の心は分からないままに過ごしてきました。しかしそれは男心も時々読み違えをして失敗するのですから、要するに私はこの「こころ、こころ」が苦手なのです。  とはいうものの、今夜茶々が「両親の仇じゃ」と泣きな... [続きを読む]

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