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2011年4月29日 (金)

鉄道模型のPC制御:(05)iPadで列車制御→WiThrottle

承前:鉄道模型のPC制御:(04)JMRIの設定(MacBook)

05-00 スロットル(Throttle)という言葉
1wthrot
 
 鉄道や鉄道模型の愛好家でない人が、スロットルという言葉を聞くとどう翻訳するだろうか。ガソリンエンジンに慣れている人だと、絞り弁という意味でスロットル・バルブを思い出すだろう。私は最初の内、鉄道模型世界(特にDCC)でスロットルと使われても、まるでその意味内容を受け付けなかった。よく読めば、主にスピード調整をするためのレバーとか音量を変える回転調整器のようなものとか、そういう機能を持った制御装置、コントローラ(TVなどのチャンネルを変える遠隔装置のような)だと分かってくる。
 いまだに、なぜDCCの世界でスロットルという言葉が本流なのか、まるで分からない。おそらく鉄道世界の古い歴史の中で使われてきた言葉が、模型世界に持ち込まれたのだろう。
 要するに、速度調整などのための、制御装置のことである(笑)

 ↑上記写真は、iPadから無線で鉄道模型を動かすためのアプリケーションの画面である。ソフトの名称は「WiThrottle」といい、アップルストアから1200円で購入した。無料のものもLite 版であるが、いろいろ考えて購入した。つまり、作った人への深甚な敬意からである。
 もともとはiPhoneとかiPodのためにつくられていて、iPad では画面を2倍にして表示した。一般にiPhone用のアプリケーションはiPadでも動くことが多い。調べてみるとアンドロイド用のも類似アプリがあるようだ。つまり、携帯電話のスマフォ(スマートフォーン)を、今後も鉄道模型のスロットル・無線制御装置に替える優れた発想のソフトウェアである。

 上部に731201とがある。これは制御対象車両で、それぞれ国産KATO製の車両名称を私はこのようにした。二つとも似たような形式の車両だが、DCCフレンドリータイプといって、簡単にDCC化できるので実験対象としてきた。画面では左右に速度制御(仮想的)レバーがあるので、これを上下させると、進行方向や速度を個別に同時に無線で制御できる。iPad で使っているのでいささか大げさだが、スマフォなら小じゃれた雰囲気だろう。こういうところにDCC(電子指令制御)システムのよさがある。

05-01 アドレス(Address)設定
2addressset

 ↑写真は列車を記号で登録している様子である。上部左の201(L)という数字に注目すると、その下にLongとShortがあるように、何故かは知らねどこの種類(ディジトラック社)のDCCでは車両番号を4桁か2桁かを決める場面があった。よくわからないが、私は0201とか、0731とか4桁仕様にしていたので、この登録場面ではLongを指示し自動的に(L)という表示が現れていた。具体的には、Keypadの直下で0201と入力し、右のSetを押して完了だった。画面にはすでに731(L)も登録されているのが分かる。
 なお、アドレスとはこの文脈では「車両番号」とすればよい。住所ではない。DCCでは多数の車両をこのアドレスによって識別し、個別に制御する。背番号のようなものである。

05-02 スロットル画面様式の選定
3throttype

 最初に05-00で表示したスロットルタイプ(左右双頭制御だな)はこの写真場面で選んだ。画面下部の「Setthings」によって、設定ができる。しかし私はまだ習熟していないので、スロットルタイプを選んだ事以外には、この場面の諸機能を理解していない。いずれ必要に応じて使いこなすかもしれないが、いまのところは不要である。
 
 ただし、CurrentServer下の「192.168.1.6:1340」という数字列は注目しておくとよい。つまり、今回は説明を省略するがPCはJMRIという鉄道模型制御アプリケーションを通してDCC世界を制御しているのだが、そのソフトウェアが同時に無線Lan(WiFi)を司っていて、この数字はJMRIが自動決定している数字なのである。だからJMRIを起動したとき、所定の画面からこのサーバー番号を見る必要がある。そこに現れた数字を、このiPad上のWiThrottleで設定するわけだ。
 詳細事例は、参考3の記事に詳しい。

05-03 普通の単行スロットルタイプ
4leftthrot

 一種類の列車とか単行車両を制御するにはこの普通のタイプがわかりやすい。これは列車進行方向を上部で決めて、速度は左側のレバーを上下させることで動かす。また右のボタンはDCCが持っている機能を動かすためのもので、個々車両が対応しているなら、個別に前照灯や客車の電灯を点けたり消したりできる。他に汽笛をならしたり~いろいろドアを開け閉めしたりと、ギミックに応じて操作できる。私の場合は、走らせることにしか対応していない(笑)。

 以上、まだ表面的な使い方しか経験していないが、スマートフォーンやiPadが鉄道模型世界に溶け込む様子を直に体験すると、技術の進歩に感動を覚える。私がアンドロイドを買うとすると、電話に使うよりも、スロットルとしてなのだと、自ら納得した。iPhoneは諸事情から入手しない。

参考
1.JMRI: WiFi Throttle
2.WiThrottle
3.iPhone又はiPadかiPod touchでDCCをコントロールする

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承前:鉄道模型のPC制御:(05)iPadで列車制御→WiThrottle 06-00 板敷きのDCC列車走行  ↑何の工夫もなく、コーナー基板(45x45センチ)を4枚四隅に置き、その間に中間基板(30x60センチ)を上下に挟んで板敷き列車とした。ネットを見ると、世間ではレイアウト(ジオラマ)を作って模型列車を走らせる他に、「お座敷列車」とか「風呂敷列車」という方式があるらしい。お座敷も、手頃な... [続きを読む]

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