京都・植物園桜2011/04/15(土)意外にも桜の名所
(↑京都府立植物園の桜模様は色彩が豊か)
昨年の観桜は休んだが、2009年までの桜には今年のような、醍醐寺や御苑・御所や、そして植物園桜は無かった。
植物園には若いころから何度も来ているが、明確に観桜の記憶はなかった。だから、そこの桜がすばらしいことを失念していた。意外にも、京都の桜の名所だと、私は今春初めて気がついた。
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実は数十年前の京都府立大学には友人が沢山いて、バイクで植物園やこのあたりによく訪れた。私の嵯峨野高校の同窓達は、そのころは遠くには行かず、京大や府立大や同志社、立命に入学していたので、知り合いに会うには京都中をバイクで走り回った。そしてもっと昔の蜂ヶ岡中学の頃には、親しく教わった理科の先生の指導下で化学クラブに入っていて、部長だった私はこの植物園の会議場で右京区太秦近辺の「水質検査」について、一人で発表したことがある(笑)。その先生と仲間とでハイキングクラブを作って、山歩きも良くした。
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などと昔話。
つまり、久しぶりに訪れた植物園の桜は絶景だったと言いたかっただけのことだ。
桜はもっと一杯見ておきたかったが、今年はこの植物園桜で終わりとした。
(↑正門から入園してすぐ右手。遠近法のモデルのような)
団体の大学生らしき者達が数十名、前を歩いていた。引率者の話が風に乗って聞こえてきたが、おそらくすぐ側の京都府立大学の新入生だろう。葛野にはすぐそばに巨大なグランドというか、体育施設があるが、そこを引率しているようなものだなぁ(笑)。
お互いに近場はよろし。
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この京都府立植物園は、というよりも動物園とか植物園とかは、西欧風のものが主流なのだろうか。園内には桜が満開で、借景としての比叡山が映えに映えていたが、遠近法のモデルになるような風景をみていると、日本的とは思わなかった。
しかし勿論、私はこういう風景も嫌いではない。
大昔、神戸のどこかの庭園が、映画「去年マリエンバードで」にそっくりな均衡を保っているのに気付いて、気に入ったのと同じだ。もちろん、この植物園の風景は、森森森していて、余計に好ましい。
(マリエンバードと、神戸の洋風庭園のことは、調べればわかるが、また後日に)
植物園だから
植物園らしい花々も250mmの望遠ズームで撮っておいた。食虫植物も気に入ったが、巨大なムカデのような葉っぱというか実というかまさか花では無いだろうには驚愕した。そしてまた漫画みたいな目の玉くるくるもあって、どっかのSF漫画でこういうロボットや少年が出てきたのを懐かしく思い出してしまった。
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雨も降っていたので、温室は見たが、園内はほとんど見なかった。
また歩いてみよう。
京都御苑とか、植物園とか、これほどの散歩道が電車30分の近くだから、将来が楽しみだ(笑)。それと気のせいかもしれないが、宇治市住人なので、京都市施設はなにかしら遠慮があるが、府立施設は気が楽だ。植物園も岡崎の府立図書館も、環境省の京都御苑も本当によい散歩道だと、実感したのが2011年の春だった。
そうそう、年齢カードを見せたら、温室は無料だった。入園には知らずに200円払った(笑)。ただし駐車料金は800円だったなぁ~。
参考
京都府立植物園
大きな地図で見る
(↑地図:京都府立植物園)
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コメント
今年のラストは植物園ですか
植物園、懐かしく拝見しました。
半世紀近くも昔の話ですが、学生時代よく通いました。
50年もたつと・・・木々は大きくなって繁っているのですねぇ。
数々の写真を拝見して、ため息が出ました。
地図で確認できましたが、下鴨神社と上賀茂神社の真ん中。
北山通りと賀茂川の交わる角っこ。
ロケーション的にも満点ですね。
下鴨神社近くに下宿していたころ、自動車部にいたので北山通りをよく流しました。
当時の北山通りはまだ新しかったようで、通り沿いにオシャレなレストランが出来たりして、若者たちの心をくすぐったものでした。
(私の京都 2011 最後の桜狩り)
結構でした。特にこの一枚。
遠くに見えるのは叡山でしょうか、木々の中で一番早く咲いたサクラ、ぶらぶらと暇そうな二人。
憎いショットですね。
投稿: ふうてん | 2011年4月24日 (日) 01時33分
ふうてんさん
今年最後の桜2011がお目にとまって幸です。
昨年休まざるを得なかったので、今年はその倍は観桜するつもりでしたが、案に相違して野暮用事務用気疲れ~一杯あって、出かけることも、写真を整理することも、中途半端になってしまいました。
直近桜は別にして、出かけたのは上旬に一日で{醍醐、御所+御苑}と、中旬に植物園だけでした~
あとは2011年自薦桜記事を掲載することで完了ですが、これはGWに入るでしょうね。ゆったりした気分で桜写真を眺めたいですから。
さて、
遠景に見える山は比叡山です。他の写真とおなじく、偶然の産物です。ふうてんさんは、やはり「人」に目がいくようで文系的(笑)ですが、Muは右端の桜と遠い比叡山で、この写真を選びました。同世代同性でも視点に大きな違いがありますな。
北山通りですが、今でも折々にここを自動車で走ります。なにかしら昔の垢抜けた印象をダブルイメージにしながら、現在はちょっと時代遅れの風景に、重ねあわせるわけです。ごみごみしていなくて、すっきりした印象の方が、現代は強いです。
おっしゃるように最良のローケーションの一つです。ふうてんさんは、ここより鴨川の東側に数十年前に下宿していたのですから、よい「青春」でしたなぁ。クニタチもよろしいが~。
投稿: Mu→ふうてん | 2011年4月24日 (日) 08時51分