京都御所の公開2011/04/09(土)京都・御所内の桜
宮内庁京都事務所が発行した「京都御所 一般公開」というリーフレットによると、現在の京都御所は光厳天皇即位(1331)~明治天皇東京遷座(1869)の間、約500数十年間、皇居だったとわかる。建物のほとんどは江戸時代末期(1855)に再建されたもので、何度も火災があったようだ。
では桓武天皇が平安京を定めた794(鳴くよ、うぐいす笑)年~14世紀までの御所・皇居はどこにあったかというと、おそらくそのまま西に中心軸(朱雀大路)がずれていて、太極殿から南の羅城門が見渡せる、現在の千本通りあたりだと、図書には書いてあった。そうなのだろう。でないと、毎朝横を通る九条千本通りにある羅城門遺蹟が嘘になってしまう。このことは、別記事を参照されたい(MuBlog:平城京、長岡京、平安京:三都の南北標高差)。
ここで、京都御苑と京都御所とは別のもので、京都御苑という庭に、{京都御所、迎賓館、大宮御所、仙洞御所、そのほか}があるわけだ。で、上記御所や迎賓館には、一般の参観に制限がある。その中でも、京都御所については春と秋とにそれぞれ5日間程度、完全な自由参観ができるので重宝する。
日本という国は王城に堅固な城壁がなく、木と紙で作った屋敷に皇家が千年以上住んでいた、その事実は本当に大切なことだと思った。江戸城はいかにも武張っている。それに比べて山と川とが都を包み込んではいるが、天皇も貴族もまるで無防備な京都御苑、御所に長年住んでいた。日本は不思議な国だと再認識した。
京都御苑全体としては北側の桜が華やかだった。これは後日に公開する。京都御所の内にある桜は下の写真3葉でわかるように普段見られないせいか、いつまでも見ていたい気持ちにさせられた。
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↑京都御苑の全体(京都御所、大宮御所+仙洞御所、迎賓館、他)
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