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2011年3月 4日 (金)

小説木幡記:ご質問させていただきます

Muimg_5070 言葉は難しいと、毎日MuBlogをしるしながら長嘆息する。さらに言葉使いの好き嫌いもあるので、文法も敬語もそれこそ言葉の綾~気持ちの上では言葉を発するときには自分の気持ちと相手の気持ちのバランスが取れた中で言葉がこだましあうのがよいと考えている。

 本当に尊敬もしていないのに相手をもちあげすぎたり、自分がへりくだりすぎたり、あるいは愚劣なほどに(どうでもよいような)丁寧さの重ね言葉を聞いたり見たりすると、気持ちが悪くなる。総じて慇懃無礼、空虚な傲慢さ、ひいてはばかばかしさにつながり、そういう言葉を使う人の人格に不信感を抱き、つぎにはそういう人を忘却し、総削除することになる。

 タイトルの「ご質問させていただきます」は、実に嫌みに感じることばなのだ。だから余の前では使用不可と、首から提げておこうか、カードを作ってポケットにいれておこうか、と考える。インターネットでいろいろ探ると、まんざら文法的にも、社会通念的にも、間違った言葉ではないようだ。だから気持ちが悪いと言いたいのだ。「ご質問」とへりくだった物言いが始まったとたんに余は「自分で考えよ!」という顔になり、つぎに「させていただきます」ときたら、「勝手にするな」と、機嫌がわるいときは口にだすかもしれないし、そうでなくても不愉快になる。

 さて、余は何を言いたいのか。
 つまり、自覚して欲しいのだな。というのは、余が「ご質問させていただきます」などと人に言ったり、会議上で言うときは、徹底的な嫌みであり、戦闘的であるという自覚だ。それを勝手というなかれ。そう思って言うときは、言挙げをしているのだから、戦闘状態に入っておる。だからこそ会社などで若い内は、そういう言葉は自覚して注意深く使った方がよいという、指導的人生訓なのだ。こころにもない尊敬や謙譲や丁寧さを、人に押しつけるものではない。

追録
 正しい言葉使いとは~。接客程度ならマニュアル本をよめばよかろう。その程度のことだ(と、悪意に満ちた言い方(笑))。本当に人に対して丁寧に接するには、言葉を発する源をまず磨き上げていく。次に、大正時代や昭和の40年代頃までの世相を描いた小説を沢山読み、そのころの映画を見る。言葉は保守的な中で磨かれ「美」を発揮するから、とれとれの現代言葉にはなじまぬ方がよい。才がないまま現代語を使うと軽薄な猿に見られてしまう。単純な物差しは、当面、カタカナ言葉や和製英語を使用禁止にすれば、それだけで上等になってくる。
 忘れていた、一番たいせつなこと。
 いつも頭の中で丁寧に、まじめに考える練習だな。そうすると脳内に言葉が生じ、それが自然に使われるようになる。

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