小説木幡記:事典形式のジオラマ図書
書店でムック
お昼の散歩に近所のイオンモール「ハナ」に出向き書店を眺めたら、『Nゲージ鉄道模型大事典:作りたいもので引ける!!』があった。成美堂出版1680円。大垣書店。編集陣をふくめて版元や書店に、それぞれに布施をしたような気分だった。実は、といまさらだが類書はいくつも持っておる。事典形式も、ないではない。だが何故入手したかというと、夏に「未来図書館ジオラマ」を昨夏に続けてまた開催するからだ。昨年夏の経験では、手持ちのレイアウト(ジオラマ)製作ムックを十数冊ならべておいたら、その数だけの学生がまめに写真や解説を眺めていた。それでも時々「滝はこんな風に作ったらどうだ」と言っている横で「踏切はどうしましょう」あるいは「岩はどうしたら~」「川らしく無くって」と、そのたびにそちらを向いたり、「えっと、あの雑誌のあそこら辺に、たしか記事があった」とか。今夏はそれを見越して、事典・索引目次形式で「草をまく」「田んぼをつくる」「池はどうする」、……が分かるような、明瞭な図書を今から用意したわけだ。
はかどらない委員会仕事
じつは~ひまそうにみえるが、その内実はつぎつぎと新手の仕事が舞い込んできて、おぼれかけておる。手が遅いという生来のことも影響しておるが、余は初めてのことには随分失敗が多い。ふりさけみれば、能力や実力の10%くらいしか出せない。これでいろいろ苦しい思いもしてきたが、それを超えると普通よりちょっと仕事下手になるので助かってきた。普通は仕事上手にはならない。
もちろん好物、好きなことは人の数倍の出来映えと速度があるから、人生平均して+-のつじつまがあっておる。でじゃ。新しい書式や新しい考え方が今朝舞い込んできて、それが余の委員としての勤めだから、パニックになった。その傍らで、先年末からまだ続いている仕事がエクセルに乗ったままディスプレイの一角を占め、メールはくるわ、岩製作の石膏と水の割合は失敗するし、5色のアクリル水性噴霧を同時にやっておったら頭はくらくらするし、コーヒーメーカーは割れるし、……。人生とは、ものすごく、辛いものだねぇ。この四月からは、授業のコマ数も増えて~、半泣きになりそうだ。と、不幸は続く。しかし塞翁が馬ちゅうか、禍福はあざなえる縄のごとし、よいことわるいこと全部まとめて経験し、やがて死んでいく。おお、人生(笑:いちいち詠嘆するのも、かんがえもんじゃね)!
*お愉しみ
ドラマの砂の器/松本清張、が2011年3月12(土)13(日)の二晩で放映されるとのこと。TV朝日って、うちのTVでも映るはずだ(爆)。
愉しみじゃね。
追伸
昔、清張原作のドラマ化で失望したことがあった。清張原作はたいてい時代背景をきっちり描写しているから、今でいう差別語などもそのまま出てくる。これがTVになると、随分変な置き換えをしたりして、まるっきりわけが分からなくなる。主人公(犯人)の苦しみ切なさ、そういう感情の深いところが消えてしまって、「この人、なんでこんなに悩んでいるの?」と、なってしまう。
さて、今回の「砂の器」は、どうなんでしょうね、それも愉しみ。
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コメント
こんなものができたそうです。
http://www.asahi.com/travel/rail/news/OSK201102260170.html
京都だし、ぜひ見ていただかないと(笑)
投稿: morio0101 | 2011年2月27日 (日) 02時58分
morioさん
一緒に見にいこうではないか。帰って関東の恵比寿ばらに、都の隆盛を伝えてはどうじゃろう。
ただね、3月は混むだろうね。祝祭日以外の早朝なら空いておるでしょう。
ところで、
HOタイプといって、少し大きめだね。Muがよく使うNタイプのディーゼル機関車が6000円とすると、HOタイプは安価でも15000円前後するね。この記事をいろいろ読んでオルト、2億円はかかっているみたいだ。この世界もお金がかかるねぇ(笑)。
最近、おりにふれてチャリーンと500円玉貯金をしておるが、なかなか追いつかない。
投稿: Mu | 2011年2月27日 (日) 03時56分