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2011年2月23日 (水)

小説木幡記:楽しいことを思い出す

Muimg_4163 近頃の楽しいことはなんだろう? と考え込んでしまった。世間とは人の不幸は蜜の味だが、逆に余が日々楽しいといえば恨みをうける。だからいつもずっと不機嫌な怖い顔をして睨み付ける練習をするが、葛野研や木幡研のドアを閉めて、一人になるとすぐに元にもどって、頬がゆるみ楽しい気分になる。

 一体なぜ、どんなことに楽しいのか?
 何故かは、はっきりとはわからないが、丁度一年前に心臓の血管をごにゅごにょしたり、その予後の「薬」が効きすぎて胃から大出血して意識が遠のき、一種の臨死体験をしたから、こうなったんだろうと、夕食を食べながら、クリント・イーストウッドの最新作の話を聞いて、分かってきた。要するに、余は彼岸を見たようだ(笑)。

 だから40年間、昨年値上がり前のタバコ換算で、一千万円も投入して得た「ニコチン中毒」にサイナラして月々二万円ほど浮き出したので、近頃は贅沢もやめて学食なんかつかって、お金を貯める楽しみも見つかった。日々ちゃりーんと、500円玉が貯金箱に入って、数年後には天体望遠鏡でも買って、土星の輪を眺めるという少年期以来の楽しみにふけるわけだな。あるいは二十万円ほどする真鍮製の蒸気機関車を買って木幡の天井を走らせる楽しみ~。カシオペアに乗って北海道へいくとか~。ちょっと贅沢をやめれば、楽しいことは一杯転がっておるぞ。

 iPadにときどきiTuensから映画を借りたり、図書を買う楽しみも増えた。最近角川の電子・歴史事典が安価だったので買った。丁度見やすい大きさの画面だから、見て触って楽しいものだ。新車を買ったが、これがすぐれものだ。非力な馬力に、ほんまものの4輪ベンチレーテッド・ディスク(以前は前輪だけだった!)が付いていて、アルミホイールと合わさって足下が精悍になった。さらに一瞬わらってしまうが、以前は高級スポーツカー仕様だった、ハンドル下のパッドで変速させる「パドルシフト」には仰天した。どれくらい普及しているかはしらないが、まるで昔のレーシングマシン~と、気分だけは上々で、思い出し笑いしている。

 満鉄パシナの牽引がまた弱まったので、液体ゴムを爪楊枝で動輪ふたつに塗り込んで、一時間後に乾いたことを確認して走らせたら、坂道なのに重いアメ車も2両ふくめて、室内灯付きの全6両をぐいぐい引っ張り出した。これも楽しいな。

 なんだかしらないが、毎日MuBlogが書ける。あはは。
 ということで、今夜も眠くなった、また明日に。
 きっと楽しい明日が待ってオル。
 おお、そうそう、わすれるところじゃった。今日は午後一杯の会議デー。夕方遅くまで楽しく会議に出席した。うむふむ。会議まで楽しくなったら、こりゃ世も末邪ね。

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