小説木幡記:2011/01/11(火)琵琶湖のこと
朝から琵琶湖の話をする。とりたてて、喫緊(きっきん:急いで考えたり処理したりした方がよいこと:急いで喫煙して緊張する意味ではない。もちろんニコチンは遠い昔の記憶を呼び戻すと、血管や全身がキュワと締め付けられるような隠微な快感があった。だから喫緊状態があると妙にはしゃいだり、元気になる人も多いので、似ているのかもしれないな:嘘かな?)のことではない。
琵琶湖といえば、湖南の琵琶湖ホテルや、プリンスホテルは景色が良い。湖岸回りには著名なシティホテルがあるので、ドライブや散策の折、お茶を飲みたくなったら、そういうフロアを使う。見知らぬ土地で美味しい古民家カフェを探すのは、事前に調べていないと難しい。
しかし琵琶湖の最初は20歳頃で、バイクや自動車免許を取ったときは、大抵琵琶湖一周をして腕を試した。その頃は嵯峨に住んでいて遠方だったし、よい道路も無かったので、一周するのは1日がかりだった。もっと昔は中学生のころ湖南や湖東の山々をハイキング(クラブ)していたが、集団だったのでみんなに連れられていったという記憶だ。
20代~30ころは、白洲正子さんの著書『かくれ里』とか近江関係図書で、古寺廃寺をうろうろした。その後は大津、信楽、近江八幡、彦根、長浜、つづらお、海津大崎、高島、近江舞子、堅田、坂本、穴太、大津京ともりだくさんに訪ね歩いた。よく考えてみると、京都市内よりも近江へ行く回数が多かった。これはひとつは、自動車好きなのと湖好きとが重なったのだろう。現在の滋賀県道路状況は上等だ。
今年は、NHK大河ドラマ「江」で、長浜や小谷城が最初に出てくる。もちろん安土城もそのうちに。さらに淀君と江の姉妹関係が複雑になるころは、関ヶ原も出てくる。なかなか近江からは離れられない予感がする。近いところだからせっせと訪ねよう。ともかく想像を絶するほどの古代史がある。最近は近江こそ邪馬台国説が気に入りだした(笑)。
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コメント
京都と琵琶湖と
確かにMuせんせ~には近江のイメージが重なりますね。
このMuBlogのタイトル写真のせいでしょうか・・・。
確かに記事も多いですよね。
学生時代、京都の北白川に下宿しておりました。
琵琶湖へ行くには比叡山の山中峠を越える(山中越え)をせねばなりません。
これはかなり急峻なワインディング・ロードでして上り下りも急でした。
自動車部の腕試しに格好の場所でもありましたが、普段行き来するにはしんどくて、結果、琵琶湖へ行った機会は少なかったです。
親しい友人の一人に妙なのがいました。
琵琶湖の周辺の野山を一人歩きするのが好きでしてね。
夜は野宿をするそうです。
(夜中に一人で寝とると野生の生き物の息づかいが聴こえてくるんや、ええでぇ)
いうて、こちらを怖がらせたものです。
まだまだ自然も豊かなところのようですなあ。
投稿: ふうてん | 2011年1月11日 (火) 23時37分
ふうてんさん
京都と滋賀を、比叡山を通して結ぶ山中越えは、いまでも時々4輪で使いますよ。
昔、原田先生が比叡平に住んでいた頃、あそこのバスはカーブが多くて、わずかの酒で良く酔えると、笑っておられました。
京都側の麓には温泉もあって、私の先輩はよく昼日中から温泉へ行っておりました。
で、たしかにバイクでも四輪でも、きついといえばきついヘアピンカーブですが、すでに生活道路ですから、もっと日常感覚で走ります。ちょっと、カーブがきついなぁ、程度ですよ。もちろん雪の日には使いませんけどね。
琵琶湖一周を徒歩でやった先輩がいました。湖北では今でも、熊や猿が出没します。だから、命がけでしょうな。
と、こんな話をしていると小谷城とか、あるいは逆に湖南の山深い所へ行きたくなりました(笑)。
投稿: Mu→ふうてん | 2011年1月12日 (水) 19時12分