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2011年5月20日 (金)

小説木幡記:少し変わったこと:ubuntu、DCC

Aopimg_5609 最近の葛野はめったやたらに疲れることが多くて、疲弊しておる。事情は簡単で、内外の変動に対応する事に尽きるのだが、具体的には未知の学生たちの前で講義したり演習することが増えたからだ。~まあ、いろいろある。
 さて。
 その間をぬって、半睡状態で、必死で「正気を保とう」とした結果、二三、新規のことを試み、うまく行っているのでメモしておこう。

1.ubuntuの新バージョン
 Linuxのubuntu話は、MuBlogではずっとMac世界記事へのアクセスが多いが、それはもう良かろう。本当は、MacはMacで使うことが多くて、実際のubuntuは春霞2010マシンで動いておる。しかし、まったく記事にしていなかったのは、この一年近くの間、ヴァージョンダウンしていたからだ。実際には半年の間はハードディスクが壊れて休止しておった。
 約一年前に、ネット経由で「ヴァージョンアップしますか?」と聞いてきたのでYesをいれたら、途中でフリーズして、結果的にハードディスクも壊れてしまった。他にすることがあったので半年すておいて、ようやく近所の中古ショップで数千円の100GB2.5インチハードディスクを購入し、昔のCDから昔のubuntuを再インストールした。~というわけだ。
 最近また「とれとれのubuntuに変更するか?」と聞いてきたので、またしても疲れた中でyesを入れたら、今度は美味く新品になった。2011年の四月ヴァージョンになった。

 ということで、現在は新新のubuntuが余の春霞マシンで動いておる。画面構成がだいぶ変化したので、最初は面食らったが、もう慣れた。WIndows7の利用者なら親近感を持つかもしれない。詳細は、雑誌を買って見ておくつもりだ。くだんのラザラス(Pascal処理系の統合システム)だが、ちゃんと動いておる。結局、この春霞はJMRI制御マシン(つまり鉄道模型を自動運転させる)にするつもりなのだが。

2.HO16.5mmゲージのレール半径
 ジオラマのレールは、通になると自由折り曲げレールを使うようだ。余も試してみたが、なかなか小ぎれいな曲線を持たせるのが難しい。DCCを制御するよりも、レールの曲がりにこだわってしまう。

 そこで、実験するには固定式つまり規格レールが扱いやすいのだが、少し大きめの16.5mmレールの規格が国内製品では融通が悪く、困ってきた。(ドイツ製では良いのがあるが、高額で入手が難しい)
 そこで、思い切って最小半径43センチのものをメーカーに直接依頼して、真円を二つ分入手した。なぜメーカー依頼かというと、商品構成上はカタログにあるのだが、この半径43センチものが店頭に並ぶことはまず無い。
 なぜなのか? それは謎だ(笑)
 メーカー依頼だと、値引きがない。一般にこういう商品は八掛けなのだが、メーカーの通販では正価販売になる。ただし、商品は売れる売れないに関わらず、そろっておる。

 ということで、不思議な業界なのだが、これはこれで事情はいろいろ推察できるので諦めておる。DCCについても似たところがあって、日本での普及は遅れておるが、それでもいろいろ事情はぼんやりわかる~というのが、鉄道模型世界の不思議な現状だ。

 さてそこで。
 なぜ半径43センチにこだわるかというと、基板の大きさが90x60センチというのが標準である。それを二枚つかって、90x120にするとHOタイプの車両が綺麗に走る。もちろん通はこの基板から作り出すのだが、余の目的からすると、そういうところにこだわる必要性がない。半径43センチというのはレールの中心計りなので、実際の半径は45センチ、つまり直径90センチになって、丁度この標準基板にレールが収まる。店頭にある最小の49センチ半径だと、51センチになって、直径が1mを越えて、扱いがややこしくなる。
 ~
 と、つらつら書いた。一般論としてはこの業界は理不尽、不合理なことで一杯なのだが、江戸幕府の庄屋造りと同じで、最初にシステム全体がはっきりあって、それを演繹的に展開した世界ではないので、その時々の状況のなかで、なんとかかんとか整合性をあわせて成長した結果、ときどき「おや?」と思わせる事態に遭遇する。
 それはそれで、愉しい体験だと、最近は味わっておるぞ()。

3.まだまだ
 半睡状態であれこれやったことはまだまだあるが、メモするのも疲れてきた。外が明るくなってきたので、また一睡しよう、ぞ。要するに、正気を保つにはいろいろ工夫しないと、日常にながされてしまう。流される人生なんて猿でもできるからなぁ。必死であらがうわけじゃ、わい。

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2009年12月29日 (火)

小説木幡記:2009/12/29(火)というわけで春霞2010

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↑ホームセンターで入手したポリエチレン・ランチボックスの「中仕切」上に設営されたITXマシーン

現代仁・になれた
 昨日だったか(笑:いや、記憶が曖昧なので自笑)、近所の総合病院へ行ってSF的な検査を受けた。64カ所を同時にチェックする上等なマシンらしい。その結果は後日のお楽しみ。半世紀にわたり、近代医学を体験しておらんので、病院のシステム、技師の対応、マシンのぶっとびぶり、なにもかも興味深いので、いつかじっくり考察してみよう。ともかくこれで、余も現代人の仲間入りができた。待ち時間、会計もいれて、全部で1時間しかかからなかった。なかなか医療世界も進んでおる脳。お代は、1万1千数百円。メモリーにしてPC2-6400規格で6GB程度だな、安いかもしれない。そうそう、健康診断の結果は近所の若先生が来年じっくり診てくださる。こんご、あれもこれも検査チェックが楽しみになってくる脳。先生も原始人相手なので、すべてが「へぇ~、まだ一度も体験されていないのですかぁ~」の世界だ。あはは。

 途中で昼食をとって、昼過ぎに葛野に着いた。無人だった。大学全体が、祝日授業などを沢山行ってきたので、年末に代休が重なったようだ。おまけにこの日は、午前中キャンパス全体が停電だった。

砂を噛むようなお役所仕事に専念
 というわけで、午後1時~夕方5時まで、目をつむって、砂をかむような思いをして、PCに向かった。しかたない、そういう役回りの年に当たってしまったから、最後の最後まで書類をチェックして、来年の大学全体の授業が壊れないように調整して行かざるをえない、仕事。
 メールがあるから、修正情報依頼だけは、ひっきりなしに入ってくる。
 秘書さんたちは、先週半ばから休暇。
 うむふむ。
 例年なら数日前から、自分自身の科目の後始末に入れるというのに、これでは自分のことは来年ギリギリになってしまう~原稿締切もあるしぃ~と、ぶつぶつぼやきながら、「しかたないよねぇ」と長いものには巻かれる日本人の美徳に酔ったふりして、シカシカとマウスやキーボードにぶら下がっていた。
 丁度五時ころに、一式ファイルをどーんと添付にして、数カ所に同報配信したときは、「こんちくしょう、これで年内は君らのメールは読まないぞぉ」と、雄叫びをあげた!

 ↑我ながら、書きながら、これはまさしく現代サラリーマン哀歌じゃね。諸悪の根源はネットやメールやPCや携帯だと、心から思った。いつか切れたら、LANをぶったぎってやるぅ。

マシン命
 ひといきついた。珈琲を淹れて飲んだ。
 やむにやまれず、マシンに手をのばした。来年と思っていたが、やってしまうぞ! と、またしても奇声を上げて、一式を屯所に運んだ。屯所のディスプレイやマウスやキーボードを一旦外して、ITXマシンに再セットして、OSの入ったCDを用意して、乱暴にも、パーツはほとんどテープで留めた状態で、電気を入れた。
 (PC自作では、ディスプレイやマウスやキーボードは大抵既存のもので試しておく。新規購入がもったいない、ケチ)

 おお、おおわぁ。
 ファンが回り、DVDドライバーが回転しだし、もちろんランプが点いた、ディスプレイに文字がでたぁ~。
 すごすぎる(おおげさじゃね、当たり前のことなのに)。
 生まれて初めて、17cm正方形、たった9千円のITX仕様マザーボードに生命が宿った。
 ~というわけで、セットし出してから、GNOME上海が動き出すまで、正確に1時間ですんだ。
 なんて気楽なPC自作なんじゃろう。

 詳細は後日にするが、メモリが4GB、ハードディスクが500GB、CPUはちょっと非力。
 電源がITX規格にしてはすごいぞぉ、450W仕様なんじゃ~
 名付けて、ちょっと早めの「春霞2010」。
 来年完成品としたのは、ずっとテーピングのままじゃ格好わるいし。透明なランチボックス風仕様にするには、風穴をドリルで開けたり、外部電源を有効利用したり~、まあ、来年のお楽しみ!

本日
 本日こそは、自分の科目の処理に入る。
 それに研究室の掃除。
 邪馬台国周遊図書館ジオラマの成形。
 いろいろ忙しい脳、生きている証。

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