小説木幡記:2010/12/30湖北の旅:いつもの紅鮎温泉
今年最後の鴨スキを食べた。うまうま。
何年来変わらぬセリフだが、ここ奥琵琶湖の竹生島(ちくぶじま)が見える紅鮎温泉でゆったり湯につかるのは極楽だな。湯温が実にほどよい。熱くなくぬるくなく。それに琵琶湖といえば昔は鴨料理が盛んだったが、余はいまどきこの温泉宿で鴨をいただくのが唯一の贅沢といえる。贅沢出来る内が人生は華じゃ~。
宇治の木幡を出たのが午前9時で、帰還が午後4時前だったから、7時間ほど木幡研を空けたことになる。午前中も彦根を過ぎる頃曇りがちだった。11時頃に到着、しばらく温泉に入っている時、まだ空は曇っていた。食事するころに琵琶湖を見ると、雪だった。奥琵琶湖は京都や大津市にくらべると、北国なのだろう。
そうだ。木之本で雪チェーンを付けろと高速道路での指示があったので、なんとなく手前の長浜で降りて、琵琶湖にそって北上した。さざなみ街道という名前で、どこであっても琵琶湖の景観がすばらしい道なのだ。
ところで、恒例の紅鮎温泉に多言は無用。写真にのこしておいた。ただ素直に高速道路を走り、湯に入り、鴨をつつけば幸せになれる。贅沢とは言ったが、正確にしるしておくと、ひとりあたり丁度8000円だ。酒を飲まぬからだろうか。高速道路が往復で5000円。これだけで幸せになれる(笑)。うむふむ。
木幡研では7時間の間、猫ハルキが一人で留守番しておった。余が最初にドアを開けると玄関口に待ち構えており、ミヤウと小さくないた。なかなか賢い。と、猫自慢。
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