小説木幡記:2010/12/31(金)雪の京都と「相棒-劇場版Ⅱ-」
のんびりした大晦日を終えて夜になった。朝から気持ちのよいカフェによって昼食をとり、映画『相棒』を見て、一年の罪や穢れを払い落としてすっきりした。丁度、午後4時ころに葛野研に到着し、胸を張るような気持ちのよい大晦日を過ごせたと、誇りに思った。あとは歌番組をみるだけじゃ()。
今回の相棒-劇場版Ⅱ-はみておいて良かった。監督や脚本や出演者達に喝采を送った。警視庁の中のATMに「振り込め詐欺に注意しましょう」という注意書きを張っている刑事がでてきて、ものすごくおかしかった。最初「うん?」と思い、数秒後に分かったからだ。
内容は濃く重く先が予測出来ず、見ている間中手に汗握って、全身が火照って、思わず背中のぺったん懐炉をはがしてポケットに入れた。2時間以上経って外に出たとき、緊張で筋肉がこわばっているのに気付いた。いや、それほどに痛快無比のおもしろさだ。
後で、パンフレットを読んでいると、ジェネラル・プロデューサーだったかが「出し惜しみしない、相棒らしいものを」作ったと書いておられたが、終わった瞬間「この先、相棒はどうなる」と心配するほどに、全てを出し尽くした。本当に、ものすごいエネルギー放出だと思ったよ。つまり、相棒の劇場版Ⅰはまだ先が見えた。今回のⅡは、もう、どうするのだ、次は! と思うくらいに全力だったな。すばらしい熱気と心理的トリックと演技と物語だったなぁ。
相棒が注目される事情を肌で感じた。また、観たい(笑)
今日の京都は雪だった。帰り、いたるところでまともな雪だるまを車窓から眺めた。ヴィッツRSは雪に意外に強く、安定して、ほぼ同時間で行き来できた。カフェが清潔でランチやカボチャスープや黒糖珈琲の味わいがよかった。
かくして2010年も終わる。よい一年であったぞ。
なお、写真中、「スマート」には入っておりません。帰りにホットケーキなんぞをいただこうとしたが、満席じゃった!
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